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F1 ニュース

投稿日: 2021.06.30 08:00
更新日: 2021.07.01 19:11

【F1第8戦無線レビュー(1)】「謝らなくていいよ。来週がある」無念のリタイアも、再起を誓ったラッセル

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F1 | 【F1第8戦無線レビュー(1)】「謝らなくていいよ。来週がある」無念のリタイアも、再起を誓ったラッセル

 2021年F1第8戦シュタイアーマルクGPは、スタート直後からポールポジションのマックス・フェルスタッペンがトップを走り、ルイス・ハミルトンが追う展開となった。後方では10番手からスタートしていたジョージ・ラッセルがウイリアムズでの初入賞を目指して走行していたが、無念のトラブルでリタイアに。シュタイアーマルクGP前半の様子を無線とともに振り返る

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 ルイス・ハミルトン(メルセデス)にコンマ2秒近い大差をつけて、2戦連続のポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。しかし簡単にレースで勝てるとは、さすがに思っていない。担当エンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼが、フォーメーションラップ中に慎重にコース状況を伝える。

ランビアーゼ:ターン3の風はニュートラルだ

 長い坂を上り切ったところで右に回頭するターン3は、追い風が吹いていたりするとダウンフォースが抜けて簡単にコースオフしてしまう。この時点では、その心配もなさそうだった。

 スタート直後のターン1、3、4はひどい渋滞が続いた。ターン1では、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が接触事故を起こす。

マルコス・パドロス:大丈夫か?
ルクレール:右フロントが……。右のウイングが……
パドロス:わかった。ボックスだ

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP マシンにダメージを受けてピットインしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP マシンにダメージを受けてピットインしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)

ガスリー:何が起きたんだ!
ピエール・アムラン:左リヤだ。とにかくボックスだ
ガスリー:まっすぐ走れない!
アムラン:何があろうと頑張ろう。モード7だ

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ダメージを負ったピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)の左リヤサスペンション

 上位勢はそのままの順位で1周目を終えたが、2番手ハミルトンは何かが当たったという。

ハミルトン:右フロントタイヤに何か当たった
ピーター・ボニントン:わかった。チェックする。今のところ内圧は大丈夫だ

 すぐ前をいくフェルスタッペンのマシンから、何かパーツが飛んだのか。結局わからずじまいで、ハミルトンも特にダメージはなかったようで、そのまま周回を重ねた。しかしフェルスタッペンとの差は、ジリジリと広がっていく。

ランビアーゼ:ギャップは1秒7だ

 ランド・ノリス(マクラーレン)はセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)を抑えて、グリッド順位の3番手をキープしていた

ノリス:そこら中にデブリが散らばってる。内圧を見てくれ
ウィル・ジョゼフ:了解した

ランド・ノリス(マクラーレン)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 13番手スタートだったチームメイトのダニエル・リカルドは、スタートで一気に9番手に躍進。すぐ前のジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)追撃にかかる。ところが7周目、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)ら4台に一気に抜かれ、再び13番手に後退してしまう。

リカルド:パワーが落ちている
トム・スタラード:了解した。すぐにリカバリーできると思う

 リカルドはいくつかの操作で、すぐにペースを取り戻した。しかしDRSトレインにはまって、なかなか順位を上げることができない。

ダニエル・リカルド(マクラーレン)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)


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