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F1 ニュース

投稿日: 2021.06.30 09:41
更新日: 2021.06.30 09:43

メルセデスF1が発言修正「アップグレードの計画はある」と技術ボス。モチベーション失わないハミルトンがチームを後押し

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F1 | メルセデスF1が発言修正「アップグレードの計画はある」と技術ボス。モチベーション失わないハミルトンがチームを後押し

 メルセデスF1の技術責任者であるジェームズ・アリソンは、同チームには今後2021年型W12のアップグレードを行う計画があると発言した。第8戦シュタイアーマルクGPの後、チーム代表トト・ウォルフは、すでに来季開発に集中しており、今季型の開発を進める予定はないと述べたが、アリソンによると、W12への作業を完全にストップしたわけではないということだ。

 レッドブルリンクでのシュタイアーマルクGPでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに完敗した後、ルイス・ハミルトンは、レッドブルと戦うためにはアップグレードが必要だと述べた。第8戦終了時点で、ハミルトンとメルセデスは、両選手権において、フェルスタッペンとレッドブル・ホンダに遅れを取っている。

 それにもかかわらず、ウォルフ代表は、大規模な規則変更が行われる2022年に向けて準備を整えることを重視しているとして、「我々は今年の開発をすでにストップした。来年に向けた作業をうまくやることが非常に重要だと考えているからだ。だが彼ら(レッドブル)は新パーツを導入し続けている」とコメントした。

2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP トト・ウォルフ代表(メルセデス)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP トト・ウォルフ代表(メルセデス)

 しかし、現テクニカルディレクターで、7月1日にチーフテクニカルオフィサーに就任するアリソンによると、今季マシンを改善する計画は残っているという。

「今後のレースに向けて、マシンの速さを向上させるためのものをいくつか用意している。それが十分な効果を発揮することを期待しよう」とアリソンは『F1 Nation』ポッドキャストにおいて語った。

メルセデスF1のテクニカルディレクターであるジェームズ・アリソン
メルセデスF1のテクニカルディレクターであるジェームズ・アリソン

 ウォルフの発言と矛盾しているという指摘に対し、アリソンは「矛盾しているとは私は思わない。トトは正確にそう発言したわけではないと思う」と答えた。

「トトが言いたいのは、来年の(新)規則は非常に大きく困難な問題であり、特別な配慮を持ってしっかり対処する必要があるということだ。そのため、ファクトリーでは、来年に向けてパフォーマンスを見つけ出すことに、焦点を移しているのだ」

「しかし、だからといって、焦点を切り替える前のものがヒエラルキーのなかに残っていないというわけではない」

「ファクトリーは我々(ブラックリーのシャシーファクトリー)だけでなく、ふたつある。(ブリックスワースの)パワーユニットファクトリーもあり、PUからももう少し改善がなされるだろう。空力面の変更が予定されており、PUにも少しだけ、デリバリー面で変更がもたらされると期待している。整っていない点がいくつかあるが、今シーズンの戦いが活発な間に、修正する機会があることを望む」

■次のページへ:ハミルトンが懸命にシミュレーション作業に取り組む


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