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F1 ニュース

投稿日: 2021.07.03 12:38
更新日: 2021.07.03 12:41

レッドブル・ホンダ密着:ペレスにも新パーツを投入予定か。フェルスタッペンはメルセデス勢のソフトの速さを警戒

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F1 | レッドブル・ホンダ密着:ペレスにも新パーツを投入予定か。フェルスタッペンはメルセデス勢のソフトの速さを警戒

 F1第9戦オーストリアGP木曜日、パドックで取材していたら、マックス・フェルスタッペンとエナジーステーションの脇でバッタリ。F1を取材にしに来ているのだから、F1ドライバーにサーキットで会うのは当たり前のこと。驚いたのは、その直後、フェルスタッペンが筆者に「ハロー」と挨拶してきたことだ。メディアとドライバーが取材以外でパドックで会ったときは、目と目で挨拶することが多いから驚いたものの、あいさつされたら、返さなくてはならない。

「ハロー、調子どう?」と尋ねると、「すべて順調さ」と笑顔で返事をくれた。

 フェルスタッペンの言う「順調」とはもちろん、体の調子のことだが、フェルスタッペンの機嫌がよかったのはそれだけではない。前戦シュタイアーマルクGPで投入したアップデートが機能してポール・トゥ・ウインを飾り、マシンも順調だったからということは想像に難しくない。

 レッドブル・ホンダがシュタイアーマルクGPで投入したアップデートはフロアとディフューザーと言われており、しかも時間の関係で、フェルスタッペン用だけしか準備できなかった。それがこのオーストリアGPではチームメイトのセルジオ・ペレスに投入されている予定となっている。

 シュタイアーマルクGPに続いて、今週も好成績をあげ、メルセデスとのギャップを広げたいフェルスタッペンにとってはペレスのマシンの戦闘力アップは歓迎すべきことだった。

 しかし、オーストリアGP初日のフェルスタッペンの表情は、この日のレッドブルリンクの空模様同様、スッキリしなかった。それはペレスが今週に入っても、一発の速さではなかなかペースが上がってこなかったからだ。フリー走行1回目は8番手、フリー走行2回目はトップ10圏外の11番手に終わった。

「燃料搭載量を少なくしての走行では、自分が求めるバランスに達していなかったけど、それはすぐに修正できた。ただ、柔らかいコンパウンドを履いたときのマシンの感触がまだ完全じゃないんだ。今夜はデータを分析し、期待通りのペースを取り戻して、予選に向けた準備をする必要がある」(ペレス)

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第9戦オーストリアGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第9戦オーストリアGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第9戦オーストリアGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

 一方、フェルスタッペンも1週間前は初日のふたつのセッションでともにトップタイムをマークしていたが、この日は最初のセッションこそトップタイムをマークしたが、2回目のセッションはルイス・ハミルトン(メルセデス)にトップの座を奪われて、初日を終えた。

「自己ベストタイムは、完璧なアタックじゃなかったから、そのこと自体は心配していない。ただ、メルセデスは今週のソフトタイヤではかなり速い。メルセデスが少し向上してきているので、今週末は僅差の戦いになると思う」(フェルスタッペン)

 同じサーキットでの2週連続開催だが、F1に同じ戦いはふたつとない。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第9戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第9戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第9戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


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