7月3日現地時間15時、F1第9戦オーストリアGPの予選が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。
金曜とは打って変わって晴天に恵まれ、気温は25度、路面温度51度という暑いコンディションでの予選となった。
Q1では各チームがコンディションの向上を待つなかでハース勢からコースイン。これに続いてコースインしたアルファタウリ勢、アストンマーティン勢はミディアムタイヤをここで選択してソフトタイヤを温存した。
まずフェルスタッペンがアタック1周目で1分4秒249のトップタイムを記録し、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)が続き、フェルスタッペン以外の各車はクールダウンラップを挟みながらアタックを継続。路面の向上は大きく、どんどんラップタイムが短縮されていく。ミディアムのアルファタウリは角田裕毅が14番手、ピエール・ガスリーは18番手と苦戦する。
残り3分を切ったところでフェルスタッペン、2番手ランド・ノリス(マクラーレン)、3番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、4番手ハミルトン、5番手ボッタス以外の各車が2回目のアタックへ向かう。当然ながらここでは全車が新品のソフトタイヤを投入し1周だけのタイム計測に臨む。
首位から18番手までが0.946秒、7番手から17番手まで0.269秒という大接戦のなかでアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が7番手、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が12番手に飛び込んだ一方で、16番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、17番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、18番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、19番手ミック・シューマッハー(ハース)、20番手ニキータ・マゼピン(ハース)がQ1敗退。ソフトタイヤを履いたガスリーは9番手、角田は14番手でQ1通過を決めた。ダニエル・リカルド(マクラーレン)も0.032秒差で辛くもQ2進出を果たした。