事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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F1第9戦オーストリアGPの期間中、レッドブルリンクのパドックでは根拠に欠けるうわさ話が飛び交っていた。普段から事情に詳しい筋が、ジョージ・ラッセルとバルテリ・ボッタスがサマーブレイク後にスワップ移籍すると主張していたのだ。ラッセルがルイス・ハミルトンのいるメルセデスに移って1年半を共に戦う一方、ボッタスは今シーズン終了までウイリアムズで走るのだという。
それらの情報筋が、数人のダイムラー経営陣と、メルセデスF1のスポンサー企業である『イネオス』の幹部たちから得た印象として語ったところによれば、ハミルトンはボッタスと組んでいるかぎり安心し過ぎるので、ラッセルとのペアに変えれば、より速く走るために自らを駆りたてるはずだと考えているようだ。しかし、トト・ウォルフとメルセデスの別の情報筋はいずれもこの話を「完全な空想」と否定した。ただしその一方で、2022年については一切決まっておらず、ハミルトンの将来のチームメイトについては第12戦ベルギーGPまでに決断するつもりだとも認めた。
■2025年からのエンジン技術規則を協議
7月3日に、シュピールベルクでエンジンマニュファクチャラーミーティングが開催された……
■2022年のF1カレンダーに動き
F1オーストリアGPの主催者は、F1から2022年の開催について通常よりも1週間遅い7月8日から10日までの週末に組まれると告げられたが、これはマイアミで初めてとなる市街地レースに日程を空けるためだという……