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F1 ニュース

投稿日: 2021.07.19 18:15
更新日: 2021.07.19 18:23

ホンダF1田辺TDレース後会見:「結果以上にいろいろな躓きがあった週末」フェルスタッペン車のダメージはこれから調査へ

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F1 | ホンダF1田辺TDレース後会見:「結果以上にいろいろな躓きがあった週末」フェルスタッペン車のダメージはこれから調査へ

 やはりF1第10戦イギリスGPはレッドブル・ホンダにとって鬼門だったのか。前日のスプリント予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はルイス・ハミルトン(メルセデス)に接触され、バリアに激突して1周目にリタイア。セルジオ・ペレスも16位完走に終わった。さらにアルファタウリ・ホンダも、角田裕毅10位、ピエール・ガスリー11位が精一杯だった。

 そんなイギリスGPをホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、「単純な結果、順位以上に、いろいろな躓きのあった週末だった」と総括。「イギリスGPがシーズンのターニングポイントだったねとあとで言われないよう、今後の1戦1戦を今まで以上に大切に戦っていく」と決意を新たにした。

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──マックス・フェルスタッペンが1周目にリタイアしてしまいました。

田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):ハミルトンに後ろから接触されてコースアウト。非常に残念な結果に終わりました。スプリント予選が導入された初レースだったのですが、いろいろと難しいところもありました。かなり激しくバリアにぶつかっており、事故直後はヒヤッとしましたが、無事に出てきてくれてホッとしました。それは幸いでした。

──セルジオ・ペレスも期待した結果が出せませんでした。

田辺TD:はい。リヤウイングなどの主要パーツを交換したことでピットレーンスタートになりましたが、そこから戦略も含め速さを見せてくれたのですが、最終的にはノーポイントで終わりました。

──アルファタウリ・ホンダについてはいかがですか?

田辺TD:60分間のフリー走行1回だけでマシンセッティングを決めてすぐに予選に臨むというのは、やはり厳しい条件でした。決勝レースでは2台とも、非常に粘り強い走りで順位を上げてくれましたが、(ピエール・)ガスリーは終盤にパンクチャーでピットインせざるを得なかった。入れ替わる形で角田(裕毅)が10位に入って、ホンダ勢唯一のポイントを獲得してくれました。ルーキーらしからぬ落ち着いた走りでチェッカーを受けたのは、よかったと思っています。

──結果的にホンダ勢はスプリント予選に手こずった形になりましたが、今季はあと2回予定されています。

田辺TD:週末の運用をしっかり振り返って、理解を深めていく必要がありますね。

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第10戦イギリスGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第10戦イギリスGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)


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