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F1 ニュース

投稿日: 2021.08.02 00:57
更新日: 2021.08.18 17:52

多重クラッシュ発生の大波乱レースを制してアルピーヌのオコンがF1初優勝。角田は自己最高タイ7位【決勝レポート/F1第11戦】

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F1 | 多重クラッシュ発生の大波乱レースを制してアルピーヌのオコンがF1初優勝。角田は自己最高タイ7位【決勝レポート/F1第11戦】

 8月1日現地時間15時、第11戦ハンガリーGPの決勝が行われ、アルピーヌのエステバン・オコンがF1での初優勝を飾った。

 土曜の夜と午前中に強い雨が降ったものの、その後は晴れ間が広がってドライコンディションに。しかしスタート1時間前になって雲が多くなり、決勝の30分前に小雨が降り始める。路面は完全に濡れてダンプ状態になり、52度まで上がった路面温度はこの雲と雨で33度まで下がった。気温は27度。

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は予選後にパワーユニットにクラックが見つかったため今季3基目の新品に交換。予選で使用した今季2基目と同スペックであったため、ペナルティは免れて3番グリッドからのスタートに。Q2でクラッシュしたカルロス・サインツ(フェラーリ)はマシンを修復し、ギヤボックス交換はなくペナルティなしの15番グリッドから決勝へ。FP3のクラッシュで予選に出場できなかったミック・シューマッハー(ハース)は、最後尾グリッドからのスタートが許可されることとなった。

 ダンプ路面に合わせて各車ともインターミディエイトタイヤを選択してフォーメーションラップに臨む。アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)だけがフォーメーションラップの終わりにピットインしてミディアムに交換するギャンブルに出る。

 スタートでポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)が好発進を決めてトップを守り、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)は大きく出遅れる。イン側でタイヤをロックさせたボッタスはランド・ノリス(マクラーレン)に追突し、2台はターン1を真っ直ぐ進み、フェルスタッペンはノリスに、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はボッタスに横から接触されて押し出され、大きくポジションを落とした。

 イン側ではランス・ストロール(アストンマーティン)が止まり切れずシャルル・ルクレール(フェラーリ)とダニエル・リカルド(マクラーレン)に接触し、ボッタスとルクレール、ストロールはここでリタイアとなりセーフティカー出動となる。ペレスもターン11の先まで進んだもののコースサイドにマシンを止め、フェルスタッペンは1周目にピットインし新品のインターミディエイトタイヤに交換するが、ピットアウト時に右側のバージボードが飛ぶ。

バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)
スタート直後、ボッタスがノリスに追突
多重クラッシュ発生の大波乱レースを制してアルピーヌのオコンがF1初優勝。角田は自己最高タイ7位【決勝レポート/F1第11戦】
フェルスタッペンはノリスに、ペレスはボッタスに横から押し出された

 コース上には各所にデブリが飛散しており、2周目に赤旗中断となった。

 ターン1の多重事故によって隊列は大きく変動し、首位ハミルトン、2番手オコン、3番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、4番手サインツ、5番手角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、6番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、7番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、8番手ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、9番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、10番手シューマッハーの順となり、ペレスとボッタスを避けるために大回りしなければならなかったピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は11番手、フェルスタッペンは13番手となる。フロアがリヤタイヤ前方まで激しく損傷していたノリスは、ピットに戻ったもののダメージが大きくリタイアとなった。


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