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F1 ニュース

投稿日: 2016.12.14 07:36
更新日: 2016.12.14 07:50

「2017年のF1レギュレーション変更は過去20年で最大」。トロロッソは2年目が飛躍のチャンスととらえる

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F1 | 「2017年のF1レギュレーション変更は過去20年で最大」。トロロッソは2年目が飛躍のチャンスととらえる

 F1が2017年シーズンに直面する規則変更は過去20年で最も大がかりなものであると、トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームズ・キーが語った。

 2017年に向けてF1空力規則が改正され、より幅広のフロントおよびリヤウイングを備えた、アグレッシブな見た目のマシンが導入され、タイヤもより幅の広いものが装着される。

 カルロス・サインツJr.は、新しいマシンは「違うカテゴリー」のマシンに見えるだろうと予想し、一方ウイリアムズF1チームのチーフテクニカルオフィサー、パット・シモンズは来年はシーズンを通して「絶え間のない」開発が必要になるだろうと語っている。

「これは大規模な変更だ」とキーは語った。「ボディワークやサスペンション、タイヤの観点から言えば、私のF1における約19年のキャリアで経験してきたなかで最大の規則変更だ」

「シャシーの観点から言えば、過去20年で最も大きな変更だ。2009年の時よりも、さらに言えば2014年の時よりも大きい」

 キーによれば、トロロッソは遡ること2015年9月に、2017年の規則変更に対応するプロジェクトに着手したという。

「基本的に、ふたつのプロセスを行うことになる」
「まず、新しいレギュレーションがマシンにどう影響するのか試行し理解するため、膨大なリサーチを行わなければならない。もちろん、コース上で試すことなしにだ。長い間、バーチャルワールドで実験することしかできない」
「だがそのプロセスは1月に終わる」

「ふたつめのプロセスとして、冬季テストにおいて実際にコース上で走行する。その後、長い間バーチャルワールドで行っていた作業結果を持って、シーズンを戦っていくことになる」

「我々は2017年プロジェクトを暫定的に2015年9月に始めたから、すでに14カ月やっていることになる」

 キーは、2017年のレギュレーションは今年の3月から4月にかけてようやく確定したため、「どのチームも大がかりな抜け駆けはできなかった」と付け加えた。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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