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F1 ニュース

投稿日: 2016.12.15 07:46
更新日: 2016.12.15 09:04

ウイリアムズF1「ボッタスを失ったら成功は望めない」メルセデスのオファーを拒否

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F1 | ウイリアムズF1「ボッタスを失ったら成功は望めない」メルセデスのオファーを拒否

 ウイリアムズF1チームのチーフテクニカルオフィサー、パット・シモンズは、バルテリ・ボッタスをメルセデスに引き抜かれた場合、ウイリアムズにとって「深刻な結果」を招くことになるだろうと語った。

 メルセデスはボッタスを引退したF1世界チャンピオン、ニコ・ロズベルグの後任にするため、ウイリアムズと交渉していると伝えられている。

 ウイリアムズはこの件に関して公式には「ノーコメント」と述べるにとどまっているが、ボッタス引き抜きに関して最初に提示された条件については拒否したとみられている。

 提示された条件には、メルセデスが供給するパワーユニットのコストを1,000万ポンド(約14億5,500万円)値下げするほか、メルセデスのジュニアドライバーであるパスカル・ウェーレインを走らせることができる権利も含まれている。両者の交渉はその後も続けられているようだ。

 ボッタスはウイリアムズのテストドライバーを経て、2014年に同チームからF1にデビュー、この3年のなかでチームを率いる存在に成長してきた。2017年にはF1テクニカルレギュレーションが大幅に変更され、さらにベテラン、フェリペ・マッサの代わりにルーキーのランス・ストロールの起用を決めているため、ウイリアムズは来年に向けて経験あるボッタスを手放したくはない。

 シモンズはイタリアのGazzetta dello Sport紙のインタビューで、2017年型マシンを走らせる上で信頼できる基準を得るために、ウイリアムズにとってボッタスを引き止めることは不可欠であると語った。

「我々はランス・ストロールをデビューさせる。彼には当然、F1での経験はない。だからこそボッタスを残すことが成功を収めるうえで不可欠なのだ」とシモンズ。

「人は、チーム内の継続性というものの重要性を過小評価しがちだ」

「さまざまな機器を持ってはいるものの、エンジニアとデータ解釈の間を最後につなぐのはドライバーなのだ」

「どちらかひとりを交代させることはできるが、もうひとりは指標として残しておく必要がある。2017年のように規則変更が行われるシーズンにはなおさらだ」

「彼を失ったらチームにとって深刻な結果を招くことになるだろう」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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