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F1 ニュース

投稿日: 2021.09.06 00:16
更新日: 2021.09.06 01:39

フェルスタッペンが初の母国レースを制して再び選手権首位に。角田はPUトラブルでリタイア【決勝レポート/F1第13戦】

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F1 | フェルスタッペンが初の母国レースを制して再び選手権首位に。角田はPUトラブルでリタイア【決勝レポート/F1第13戦】

 9月5日現地時間15時、2021年F1第13戦オランダGPの決勝が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝を飾った。

 収容制限いっぱいの7万人の観衆が詰めかけたこの日も好天が続き、気温は21度、路面温度は35度という好コンディションだ。

 予選でQ1敗退を喫したセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は予選後に今季4基目のパワーユニットを投入し、第11戦ハンガリーGPの事故で失った2基目の損害を取り戻す戦略を採った。このうちESが予選で使用していたものとは仕様が異なる改良型であったため、ピットレーンスタートが義務づけられた。

 またQ2でクラッシュを喫したニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)はギヤボックス交換で5グリッド降格ペナルティが不可避となったため、レース戦略を考慮して別仕様のフロントウイングへの交換でピットレーンスタートを選択した。これによって角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は14番グリッドへと繰り上がった。ペレスは早々にピット出口に並び、ラティフィよりも前でコースインするポジションを取った。

 ポールポジションのフェルスタッペンは予選Q3で問題が発生したDRSのアクチュエーター(差動装置)を交換して決勝に臨んでいる。

 Q3進出の10台はすべてソフトタイヤ、11番グリッド以下はジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ロバート・クビサ(アルファロメオ)、ニキータ・マゼピン(ハース)、ラティフィがミディアムタイヤ、ペレスはハードタイヤ、角田を含むそれ以外の4台がソフトを履いてスタートに臨んだ。

 スタートでフェルスタッペンが好発進を決めてインの2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)の前に被せ、一気にターン1へと飛び込んでいく。各車とも無難な走りで大きな順位変動なくターン3までをクリアしていくが、ターン7までのセクションでは中団勢のなかで僅かな接触も見られた。

2021年F1第13線オランダGP スタートシーン
2021年F1第13線オランダGP スタートシーン

 1周目を終えた時点で首位フェルスタッペンは2番手ハミルトンに1.6秒の差を付け、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、5番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、6番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、7番手にターン3でアウトからポジションを上げたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、8番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、9番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、ターン7手前でアロンソと接触したアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)は10番手となる。角田は14番手、ペレスは19番手と順位は変わらない。

 首位フェルスタッペンはじわじわとメルセデスAMG勢とのギャップを広げて3秒へ。4番手ガスリー以下はそれ以上に離れ、後続のフィールドは広がっていく。ペレスはタイヤを激しくロックさせて右フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまい8周目にピットインしてミディアムに交換する。

 10周目にはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)もピットインしハードに交換。予想以上にソフトタイヤは厳しく、メルセデスAMGもタイヤをマネージメントすることからプッシュに切り替えて各チームが2ストップ作戦へと切り替え始める。


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