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F1 ニュース

投稿日: 2021.09.11 02:32
更新日: 2021.09.11 03:02

ボッタスが最速、メルセデスは最前列を独占。角田はトラックリミット違反で17番手【予選レポート/F1第14戦】

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F1 | ボッタスが最速、メルセデスは最前列を独占。角田はトラックリミット違反で17番手【予選レポート/F1第14戦】

 9月10日現地時間18時、2021年F1第14戦イタリアGPの予選が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスが最速タイムをマークした。

 スプリント予選フォーマットに沿って金曜夕刻の予選開催となり、気温は25度、路面温度は33度というコンディション。

 ボッタスは予選前に戦略的に今季4基目のパワーユニットを投入し、決勝の最後尾グリッドスタートを選択している。

 ストレートの長いモンツァでは前走車のスリップストリーム効果を得ることが重要な要素となることもあり、Q1が始まっても各車とも待機を続ける。

 1分半が経過して地元フェラーリ勢が先陣を切ってコースインし、これに角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)をはじめ各車も続く。ただしフェラーリ勢はFP1で使用した中古タイヤを履く。この予選では全車がソフトタイヤを使用する。

 1回目のランでルイス・ハミルトン(メルセデス)が全セクターベストの1分20秒543でトップに立ち、2番手に0.261秒差のボッタス。3番手にダニエル・リカルド(マクラーレン)、4番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)となり、ロッジアの出口で僅かにはみ出したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は1.565秒差の9番手タイムとなり、クールダウンラップを挟んで再度アタックを行うがロッジアの入口でトラフィックに引っかかって再びアタックをやり直すことになる。計測3周目で0.492秒差のガスリーもアスカリの入口で大渋滞にひっかかるものの、アタックし直して4番手につける。

 上位勢が早々にタイムを記録していくのに対し、角田やウイリアムズ勢、ハース勢はオランダGPに続き3セットのアタックを行うためハイペースでコースインしていく。

 残り2分半を切ったところで上位勢は2回目、下位勢は3回目のアタックへ出る。最後のアタックを前にパラボリカの手前では大渋滞が発生するが、リカルドだけが時間切れでピットに戻り、それ以外の各車は残り時間内にアタックへ。

 ここで各車が続々とタイムを更新し、角田は15番手タイムで0.179秒差で辛くもQ1突破を果たしたかに思われたが、角田はパラボリカでトラックリミット違反を犯し1分21秒711が抹消となって17番手でQ1敗退となった。16番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、18番手ミック・シューマッハー(ハース)、19番手ロバート・クビサ(アルファロメオ)、20番手ニキータ・マゼピン(ハース)がQ1敗退となった。

 エンジンブレーキの挙動に違和感を訴えるシャルル・ルクレール(フェラーリ)は7番手で通過し、ピットガレージでQ2に向けて大急ぎの修復を行った。

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第14戦イタリアGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)


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