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F1 ニュース

投稿日: 2021.09.11 12:46
更新日: 2021.09.11 12:47

F1第14戦木曜会見:「ジュニア時代から“いつかは”と思っていた」メルセデス昇格を喜ぶラッセル。ライバル心も隠さず

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F1 | F1第14戦木曜会見:「ジュニア時代から“いつかは”と思っていた」メルセデス昇格を喜ぶラッセル。ライバル心も隠さず

 2021年F1第14戦イタリアGPの始まる数日前、来季のドライバーラインアップの目玉ともいうべき人事が発表された。ウイリアムズのジョージ・ラッセルがメルセデスに昇格を果たしたのは予想通りだった。しかしバルテリ・ボッタス(メルセデス)のアルファロメオ入りは、このチームのフェラーリ色の強さからいえば、意外な移籍だったといえる。

 なので木曜会見に出席したボッタスに対しても、まずは「なぜアルファロメオだったのか」という質問が飛んだ。

──来季の移籍先が決まりました。なぜアルファロメオだったのですか?
ボッタス:エキサイティングな選択だからだ。偉大な歴史のあるブランドだし、今のチーム自体も明るい未来が待っていると確信できたからね。もちろんやるべきことは多いが、準備はできているよ。

──他のチームとも話をしましたか?
ボッタス:ああ。いろいろとね。そして最終的に、アルファロメオが正しい選択肢だという結論に落ち着いた。

バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第14戦イタリアGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

 ここでいう他チームに、ウイリアムズが入っていたことはまちがいないだろう。普通に考えれば、ラッセルとのスワップの形で古巣に戻るのが順当だからだ。しかしボッタスの口からは、「なぜアルファロメオなのか」という疑問への本当の答えはついに出なかった。

──これまで5年間トップチームに所属し、9勝を挙げました。来季はどんな活躍ができると予想していますか。
ボッタス:5年間はあっという間だったね。そして来年で、F1も10年目だ。メルセデスでの歳月は、本当に素晴らしかった。もちろん来年は、勝利を狙える可能性は非常に低い。でも技術レギュレーションも大きく変わるしね。誰も来年のことは、わからないはずだ。

──メルセデスでの残りのレースは、どんなふうに送りたいですか?
ボッタス:コンストラクターズタイトルはぜひ防衛したいし、僕自身はあと何勝かしたいところだね。ルイスと一緒にレースをしたのは本当に楽しい思い出だったし、最後までエンジョイするつもりだよ。

──すでにスパの前に、ドライバー変更は聞かされていたとのことです。事実ですか
ボッタス:個人的なことだし詳細は控えるけど、スパの前に、すでに来季どうなるかは知っていたよ。ハンガリーの後、スパの前に決断が下されたということだ。

──ハミルトンのチームメイトとして、ずっと影の存在でした。そのことをどう思っていますか。
ボッタス:影の存在。ふたりの成績を比較すれば、確かにその通りだ。でもそれについて、とやかくいうつもりはない。ここ数年はずっと、チームのために戦うことにやりがいを感じてきたしね。今年は残念ながらドライバーズタイトルの可能性は早くもなくなってしまったけど、その分コンストラクターズ選手権の方に全力を注ぐよ。

ルイス・ハミルトン&バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第13戦オランダGP ルイス・ハミルトン&バルテリ・ボッタス(メルセデス)

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