2015年F1日本GPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは15位、ダニール・クビアトは13位だった。
■インフィニティ・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=15位
スタート直後、僕にとってのベストラインは真ん中を行くことだった。キミ(・ライコネン)とフェリペ(・マッサ)の間に空間があいたからだ。狭いことは分かっていたが、スペースをあけてくれると思った。まだ録画を見ていないから、誰かを非難したくはない。とりあえずレーシングインシデントと言っておこう。
チームにとって残念な結果だ。スタートで順位を上げて、全く違う展開のレースをできたはずなんだ。
(マッサと接触し)タイヤがパンクして、フロアがダメージを受け、ダウンフォースを失った。やれる限りのことをやろうとしたし、終盤には前の集団に追いついてきたけれど、そのころにはグリップがなくて戦えなかった。
ポジティブな面に目を向けると、フロアがダメージを負っていたにもかかわらず、マシンのハンドリングはよかった。
今回も抜群のスタートを決めた。よすぎたんだね。行き場が見つからなかった。がっかりだよ。ターン1の手前で簡単にふたりの前に出ることができたはずなのに。
ダニール・クビアト 決勝=13位
今日のレースはすごく退屈だった。いろいろな事情が重なって、アタックできない状態だったんだ。
今日は完全に新しいクルマで走ることになったので、楽ではなかった。タイヤ、ブレーキ、オーバーテイクボタン、そういったもので苦労し、難しい状況だった。終盤、何台かは抜くことができたけれど、素晴らしいレースだったとはいえない。悔しいし苛立ちを覚えるが、僕にはどうすることもできなかった。13位争いに満足感は大して得られない。
それでもチームには心から感謝したい。(予選のクラッシュで大破したせいで)決勝に向けてマシンの準備をするために土曜の夜に膨大な作業に取り組まなければならなかった。