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F1 ニュース

投稿日: 2021.09.26 23:23
更新日: 2021.09.27 00:33

ハミルトンが史上初の通算100勝目、フェルスタッペンは追い上げて2位。ノリスは雨に泣き7位【決勝レポート/F1第15戦】

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F1 | ハミルトンが史上初の通算100勝目、フェルスタッペンは追い上げて2位。ノリスは雨に泣き7位【決勝レポート/F1第15戦】

 9月26日現地時間15時、F1第15戦ロシアGPの決勝が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがキャリア通算100勝目を挙げた。

 空には雲が多く、サーキットの西側に位置する黒海の海上では降雨も見え、レース中の降水確率は70%。気温は19度、路面温度は22度と低く、土曜の雨で路面はクリーンになっている。

 金曜に今季4基目のパワーユニットを投入したシャルル・ルクレール(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に加え、土曜にはニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、そして予選後には予選7番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)も戦略的に今季5基目のパワーユニットを投入。3人は最後尾グリッド降格、ボッタスは3基のため15番グリッド降格ペナルティを科された。予選18番手のアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)はギヤボックス交換を行って5グリッド降格ペナルティを科されたが、上記の降格があったため16番グリッドはボッタス、ジョビナッツィは17番手、ラティフィが18番手、ルクレールが19番手、前戦で受けた3グリッド降格もあったフェルスタッペンは20番グリッドからのスタートとなった。

 予選がウエットコンディションで行われたためスタートタイヤの選択は全車自由となり、ミディアムタイヤが大半。ハードを履いたのは6番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、8番手セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、11番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、16番手ボッタス、17番手ジョビナッツィ、19番手ルクレール、20番手フェルスタッペンのみ。

 スタートでポールポジションのランド・ノリス(マクラーレン)は好発進を切るが、ターン2までの長い直線区間で3番グリッドのジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)がアウトから2番グリッドのカルロス・サインツ(フェラーリ)の前に出る。しかしサインツは、スリップストリームを使ってターン2のブレーキングでアウトからノリスの前に出てトップに躍り出た。

 4番グリッドのルイス・ハミルトン(メルセデス)は加速が悪く、ターン2までにダニエル・リカルド(マクラーレン)とランス・ストロール(アストンマーティン)に抜かれて、ターン2手前でインに寄せたノリスの煽りを受けてバックオフせざるを得ず7番手まで後退してしまう。ハミルトンは2周目のターン3でアウトに並んで、ターン4でアロンソをパスして6番手に浮上した。

2021年F1第15戦ロシアGP スタートシーン
2021年F1第15戦ロシアGP スタートシーン
ルイス・ハミルトン(メルセデス)&ダニエル・リカルド(マクラーレン)
2021年F1第15戦ロシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)&ダニエル・リカルド(マクラーレン)

 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は2周目に最後尾に落ち、ルクレールは12番手、ボッタス15番手、フェルスタッペンは17番手で2周目へ。これで順位は首位サインツ、2番手ノリス、3番手ラッセル、4番手ストロール、5番手リカルド、6番手ハミルトン、7番手ペレス、8番手アロンソ、9番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、10番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)というオーダーになった。3番手ラッセルは上位2台に付いていくことができず、その後方はフェルスタッペンまで長いトレイン状態となる。

 フェルスタッペンは6周目のターン13でボッタスのインに飛び込んでパスし14番手に上がり、8周目にはガスリーを抜いて13番手へ。10周目のターン7でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)との争いでワイドになったルクレールもパスして12番手に上がった。しかしボッタスはガスリーに抑え込まれて15番手に留まる。

 8周目を迎える頃には各車とも左フロントタイヤにグレイニングが出てペースが低下。首位サインツに対して2番手ノリスが迫りプレッシャーを掛けていき、13周目のターン13でサインツを抜いてトップに立った。


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