2021年F1第15戦ロシアGP、25日に行われた予選ではランド・ノリス(マクラーレン)が初ポールポジションを獲得。翌26日に行われた決勝では、4番グリッドスタートのルイス・ハミルトン(メルセデス)がF1キャリア通算100勝目となる勝利を飾りました。今回はそんなロシアGPの様子を、熱田護カメラマンが歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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ロシアGP。
アップが遅くなってすみません。
トルコへの移動などで遅れてしまいました。
今回は面白かったですね!
って、毎回書いていると思いますけど、でも面白かったですよね!
今回、スタートはグランドスタンドの上から撮ってみました。
グリッドの順番が、いつもと違って新鮮。
ノリス選手がポールポジション、サインツ選手、ラッセル選手という並び!
ウエット予選だったからとはいえ、トップ3にメルセデスもレッドブルもいないというのは、なにかある予感がいたしました。
ノリス選手、初ポールポジション。
ヘルメットを被って、チームメンバー全員とグータッチ。
マシンに乗り込み、立ったまま、1コーナーを数秒見つめます。
“勝つんだ”という気合いの現れでしょうか。
上の写真をフォーメーションラップに出るところまで撮って、ダッシュして1コーナー手前まで走って行ってスタートを撮影。
PU交換で最下位スタートのフェルスタッペン選手は2コーナーでの混乱を回避するためでしょうか?
ゆっくり目のスタートでした。
レースはノリス選手がトップを走行している展開。
ハミルトン選手は徐々に追い上げるという感じで、これは勝つのはノリス選手だろうという雰囲気。
だったら、パルクフェルメでその初優勝のシーンを撮ろうと思い、残り15周あたりでプレスルームの端から撮影することに決めて移動しました。
ですから、僕は雨に1滴も濡れていません。
プレスルームのモニターで、その様子を見ながら準備していました。
ノリス選手がピットインのタイミングを遅らせた気持ちはわかりますよね。
ハミルトン選手&メルセデスの判断でのピットイン、まさにドンピシャでした。
雨の走行シーンは撮りたかったけれど、結果として、この写真が撮れたのでプレスルームから撮って良かったかなと思います。
100勝目という大台に初めて記録を伸ばしたハミルトン選手のすごさと、ほぼ手に入れたと思っていた初優勝を雨で逃したノリス選手の悔しさ。
良いシーンでした。