2021年F1第16戦トルコGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回のドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのはフェラーリのカルロス・サインツJr.だ。このトルコGPから新パワーユニットを投入したサインツは、ペナルティのため決勝を19番グリッドからスタートした。
ウエットコンディションのレースでサインツは速さを見せ、後方から次々と中団勢を抜いてポジションを上げると、17周目には角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)をオーバーテイクして9番手まで浮上してくる。その後もサインツは安定した走りで順位をひとつ上げて8位でフィニッシュし、自身初のドライバー・オブ・ザ・デーを獲得した。
DHLファステストラップ・アワードを受賞したのは、トルコGPで今季初優勝を飾ったメルセデスのバルテリ・ボッタスとなった。ボッタスはファイナルラップとなる58周目にインターミディエイトタイヤで1分30秒432というタイムを記録している。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードを制したのはレッドブル・ホンダとなり、36周目にピットインしたマックス・フェルスタッペンを2.15秒でコースに送り出している。2位にはセバスチャン・ベッテルのアストンマーティンが2.28秒で続き、3位は2.36秒でルイス・ハミルトンのメルセデスという結果になっている。