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F1 ニュース

投稿日: 2021.11.21 12:00
更新日: 2021.11.21 12:07

【角田裕毅F1第20戦密着】フリー走行から速さを維持して8番手獲得「最後は完璧ではなかったが、自分なりに攻めた」

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F1 | 【角田裕毅F1第20戦密着】フリー走行から速さを維持して8番手獲得「最後は完璧ではなかったが、自分なりに攻めた」

 2021年シーズンの角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)の予選最高位は、第9戦オーストリアGPの7番手だ。それに次ぐ成績は、第6戦アゼルバイジャンGPと第8戦シュタイアーマルクGPの予選8番手だ。今回のF1第20戦カタールGPで、角田は今シーズン7回目のQ3進出を決め、Q3で8番手のタイムを記録した。しかし、週末全般の内容を考えると、第9戦オーストリアGPの7番手を上回る、今シーズンこれまででベストな戦い方を行っていると言っていい。

 まず、予選8番手という速さを予選だけでなく、週末を通して安定して披露できている点だ。

 オーストリアGPでは1回目のフリー走行で5番手を記録した後、フリー走行2回目は6番手だったものの、土曜日のフリー走行3回目は12番手と少しアップ&ダウンが大きい状態で予選で7番手に食い込んでみせた。

 それが今回のカタールGPでは初日1回目のフリー走行を5番手で発進した後、2回目は7番手、そして土曜日のフリー走行3回目でも10番手と、すべてのフリー走行でトップ10内を維持して予選に臨んだ。

【角田裕毅F1第20戦密着】
FP3を10番手で終えた角田
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第20戦カタールGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

 そして、予選でもQ1は7番手、Q2も7番手とここでも常時トップ10内のスピードを維持して、Q3に進出した。

 Q1とQ2でそれぞれ2セットずつ新品のソフトタイヤを使い、Q3に進出した段階で新品のソフトタイヤが1セットしか残っていなかったため、Q3の1回目のアタックはユーズドのソフトタイヤでのアタックとなった。それでも、角田は1分22秒150と、それまでの自己ベストである1分22秒058(Q2の1回目)に次ぐタイムをマークしていた。

 ちなみにQ3の1回目をユーズドのソフトタイヤでアタックしたのは角田以外に3人いたが、その4人のなかで角田はエステバン・オコン(アルピーヌ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)より速く、ランド・ノリス(マクラーレン)に次ぐ速さを披露していた。

 新品のソフトタイヤを履いての最後のアタックでは、セクター1、2と区間自己ベストを更新。セクター3で区間自己ベストの27.737秒(Q2の1回目)には及ばなかったが、27.895秒としっかりとラップをまとめて、1ラップで自己ベストを更新し、Q3の1回目ポジションをキープして、予選8番手を獲得した。

 じつは、コンストラクターズ選手権で5位争いをしているアルピーヌのオコンが最後のアタックで1回目の角田のタイムを上回っていた。最後のアタックで「完璧ではなかったものの、自分なりに攻めた」という角田。もし、その攻めが少しでも足りなかったり、あるいは攻めすぎてミスしていれば、予選8番手は守ることができなかった。

 2日間、安定していただげなく、攻め抜いた角田。今シーズンここまで、最高の週末を送っている。その調子を日曜日も維持することができれば、今シーズン最高の週末になることは間違いない。

【角田裕毅F1第20戦密着】
2021年F1第20戦カタールGP 予選後、インタビューに応じる角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第20戦カタールGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
【角田裕毅F1第20戦密着】
FP3ではチームメイトのガスリーが4番手タイムを、角田は10番手タイムを記録した
【角田裕毅F1第20戦密着】
2021年F1第20戦カタールGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)


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