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F1 ニュース

投稿日: 2021.11.22 16:53
更新日: 2021.11.22 16:59

レッドブル・ホンダ密着:ペナルティで失った順位をわずか5周で取り戻すも優勝には届かず。2位で選手権首位を維持

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F1 | レッドブル・ホンダ密着:ペナルティで失った順位をわずか5周で取り戻すも優勝には届かず。2位で選手権首位を維持

 2021年F1第20戦カタールGP日曜日のレッドブル・ホンダの戦いは、フォーメーションラップのスタートが切られる午後5時の4時間以上も前から始まっていた。

 それは土曜日の予選の最後のアタックで、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が縁石でフロントウイングを壊し、タイヤがバーストしてスロー走行した際に出されたダブルイエローフラッグを無視したのではないかということで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が日曜日の午後1時にスチュワードに召喚されていたからだ。

 午後1時23分にスチュワードがいるコントロールタワーから出てきたフェルスタッペン。1週間前のブラジルGPでもフェルスタッペンはスチュワードに呼び出されていたが、そのときとはまるで別人のように表情は非常に厳しかった。

 午後3時25分、スチュワードから5グリッド降格と予選の最後のラップを取り消されたフェルスタッペンのスタートポジションは7番手となった。

 それに代わって予選4番手から2番手に上がったピエール・ガスリー。レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリのガスリーの元に、ヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が激励にやってきた。レッドブルとしてはガスリーにスタートでライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)の前に出てもらい、ハミルトンの独走を少しでも阻んでほしいところだったに違いない。

レッドブル・ホンダ密着
レース前、マルコが2番手スタートのガスリーを訪れた

 スタート直後の1コーナーまでの争いでは一瞬ハミルトンの横に並びかけるが、1コーナーを制したのはハミルトンだった。ただし、7番手スタートのフェルスタッペンもすでにこの段階で5番手まで上がっていた。1周目のコントロールラインを4番手で通過したフェルスタッペンは、3周目にガスリーをかわして3番手へ。5周目にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をオーバーテイクして、2番手まで浮上。早々にペナルティによって下げた順位を取り戻し、トップを走るハミルトンを追う。

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スタート直後、ガスリーはハミルトンに並びかけた
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7番グリッドから5番手までポジションを上げたフェルスタッペン(写真右端)
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3周目、フェルスタッペンはガスリーをパスして3番手に浮上
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5周目にはアロンソも抜いて2番手までポジションを戻し、ペナルティで失った順位を取り戻した

 17周目にピットインし、タイヤを交換してピットアウトするが、ハミルトンもすぐに反応。ハミルトン相手に7番手からのスタートでは2位になるのが精一杯だった。

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17周目、ミディアムタイヤからハードタイヤに交換したフェルスタッペン
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17周目、ミディアムタイヤからハードタイヤに交換したフェルスタッペン
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ハミルトンもフェルスタッペンに反応し、翌周にピットイン

 レッドブルはレース後には、チーム代表のクリスチャン・ホーナーが、予選でダブルイエローフラッグ無視によって5グリッド降格ペナルティを科せられたことに不満を爆発させ、マーシャルへ暴言を吐いたとして、スチュワードから警告処分を受けた。

 カタールGPのレッドブル・ホンダは、コース外では主役だったが、コース上で主役になることはなかった。

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2021年F1第20戦カタールGP クリスチャン・ホーナー(レッドブル チーム代表)
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マーシャルに侮辱的な発言をしたホーナー代表。FIAの国際競技規則に違反したとみなされ、戒告処分を受けた


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