フェラーリは、メルセデスF1チームのエグゼクティブディレクター(テクニカル)、パディ・ロウを起用するという案はあったものの、結局は獲得に動かなかったと、会長セルジオ・マルキオンネが明かした。
ロウは2016年末でメルセデスとの契約が切れ、ウイリアムズに復帰するものと推測されている。メルセデスはその後任として、フェラーリの元テクニカルディレクター、ジェームズ・アリソンを採用するのではないかといわれている。
アリソンは2016年シーズン途中で離脱、フェラーリはその後任としてエンジン部門のボス、マッティア・ビノットを昇格することを選んだ。フェラーリの毎年恒例のクリスマス・メディアイベントで、マルキオンネは、イタリアメディアに対し、チーム内部の体制変更でうまく対処できたため、ロウを獲得する必要はなくなったと語った。
ロウ獲得の可能性について聞かれたマルキオンネは、「(そういった)提案はあったが、そのポジションはカバーされた」と答えたとイタリアのLa Repubblica紙が伝えた。
「我々はロス・ブラウンのようなタイプの、すべての問題を解決するヒーローは必要としていない」
「一丸となって、正しい仕事をすれば、やり遂げることができるのだ」
「私は常にチームを変え続けるようなことはしたくない」
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