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F1 ニュース

投稿日: 2016.12.25 10:00
更新日: 2016.12.25 13:21

ホンダF1密着総集編(3):2017年は表彰台へ、気になるパワーユニットの開発状況

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F1 | ホンダF1密着総集編(3):2017年は表彰台へ、気になるパワーユニットの開発状況

 2017年は車体に関するレギュレーションが大きく変わるが、パワーユニットに関するレギュレーションにもさまざまな変更が加えられている。その中で、もっとも大きな変更は「トークン制度」の廃止である。 

 トークン制度とは、パワーユニットを42のエリアに分け、その重要性に応じて「1」、「2」、「3」のトークン数が割り当てられている。42のすべてのエリアを変更すると66トークンとなる。

 この制度は15年から導入され、年を追うごとにトークン数が減っていくシステムとなっていた。もちろん、開発を凍結させることでコストを削減するのが狙いで、15年は32トークンを使用できたが、16年は25トークンとなるはずだった。

 しかし、このトークン制度はマニュファクチャラーの首を絞める結果となった。というのも、新しいパワーユニット制度が蓋を開けてみれば、メルセデスの独走状態となり、ライバルメーカーはそのギャップを埋めたくても、トークンシステムによって、アップデートが制限されたからである。

 そのため、マニュファクチャラーたちはコスト削減よりもより競争を促そうと、17年からはトークン制度を完全撤廃することで合意した。つまり、17年からは66あるトークンをすべて使用して、パワーユニットを完全に新しくすることも可能になった。ちなみに当初の予定では17年に使用できるトークン数は20となるはずだった。

 ホンダの長谷川祐介総責任者も「17年はチャンスだと思っているが、トークン制度の廃止に関しては、あまり意識はしていない」という。なぜなら、16年に使用可能だった32トークンですら、ホンダはすべてを使用したわけではないからだ。


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