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F1 ニュース

投稿日: 2021.11.28 07:00
更新日: 2021.11.29 12:31

【F1第20戦無線レビュー(1)】「楽しもう。少しギャップを縮めてみようよ」2番手維持のフェルスタッペンがチームに提案

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F1 | 【F1第20戦無線レビュー(1)】「楽しもう。少しギャップを縮めてみようよ」2番手維持のフェルスタッペンがチームに提案

 ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された、2021年F1第20戦カタールGP。初開催のカタールでは、ルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した一方、マックス・フェルスタッペンは予選でダブルイエローフラッグを無視したとして5グリッド降格ペナルティを受け、決勝レースは7番手から追い上げる展開となった。カタールGP前半を無線とともに振り返る

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 初開催のF1カタールGPは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が異次元の速さを見せてポール・トゥ・ウインを飾った。2位表彰台を果たしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)をも、まったく寄せ付けない強さだった。

 ダブルイエローフラッグ無視のペナルティで7番手スタートとなったフェルスタッペンは、1周目で早くも4番手に上がる。しかしピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)を4周ほど抜きあぐねた。

フェルスタッペン:ちょっとスタックしてる

 先行車を抜けない状況はスタートで9番手に上がったセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、逆に11番手まで順位を落としたバルテリ・ボッタス(メルセデス)も同じだ。フェルスタッペンは、5周目メインストレートでガスリーをかわして3番手に上がった。ガスリーはさかんに、タイヤのタレを気にしていた。

ガスリー:左フロントはどう?
ピエール・アムラン:摩耗は大丈夫だ。問題ない。ただターン16で、トラックリミットを超えたぞ

 フェルスタッペンは6周目にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を抜いて2番手に、ペレスも角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)を抜いて8番手に上がった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第20戦カタールGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)&角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第20戦カタールGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)&角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

 この時点でのハミルトンとフェルスタッペンの差は3秒8。

ピーター・ボニントン(メルセデス):少なくともこのギャップを維持するんだ

 しかしボニントンが指示するまでもなく、ハミルトンはフェルスタッペンをどんどん引き離していった。フェルスタッペンは限界までプッシュを続けた。

フェルスタッペン:フロントウイングは大丈夫か
ジャンピエロ・ランビアーゼ:縁石で擦っただけだ

 一方ペレスはカルロス・サインツ(フェラーリ)を8周目のターン1でなんとか抜いて7番手に上がったものの、サインツのブレーキング時の動きが気に入らない。

ペレス:あいつ、最後の段階で動きやがった


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