ルイス・ハミルトンは、メルセデスでの2016年F1シーズンでは、時に「多少の違和感」や「不愉快」を感じる状況があったと語った。
3度世界タイトルを獲得し、2016年シーズンは最後の4レースも含めて10回の優勝をものにしたハミルトンだが、4回目の世界タイトルはチームメイトであるニコ・ロズベルグに5ポイント差で奪われてしまった。
ハミルトンとロズベルグはスペインGPとオーストリアGPで互いにクラッシュするなど、コース上で戦いの火種を散らしていた。アブダビGPではハミルトンがペースを落として後方集団にロズベルグを抜かせようとしたため、メルセデスがハミルトンにペースを上げるよう指示を出す場面もあった。
ハミルトンは中国GP、ロシアGP、マレーシアGPでエンジントラブルに悩まされ、特にマレーシアGPでは優勝を目前にしながらマシンからの出火により痛恨のリタイアとなってしまった。
2016年シーズンに先駆けて、メルセデスのボスたちはロズベルグとハミルトンのクルーメンバーの一部を互いに入れ替えた。
ハミルトンは特定の出来事については言及しなかったが、「何かしら少し違和感を感じる出来事があった」と語っている。
「何か不愉快な計画があった。でも想定内のことだよ。この世界でトップでしのぎを削る立場の人間にはつきものだ」
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