2021年F1第21戦、初開催となったサウジアラビアGPは2度の赤旗中断を挟む荒れた展開に。優勝、そしてタイトル争いを繰り広げるルイス・ハミルトン（メルセデス）とマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）が接触するインシデントも起きるなか、ポールポジションスタートのハミルトンが優勝。フェルスタッペンは2位となり、両者は同ポイントで最終戦を迎えることとなりました。今回はそんなサウジアラビアGPの様子を、熱田護カメラマンが歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
初開催のサウジアラビアGP、ジェッダ・コーニッシュ・サーキット。
完成するのかとか、いろいろ言われていましたけど、建物の細かいところは未完成の部分なども少しはありつつも、ほぼ完成してました。
頑張って、絢爛豪華な演出などもあって、F1の雰囲気を盛り立てている感じ。
直前にフランク・ウイリアムズさんがお亡くなりになり、各チーム、追悼のステッカーを貼っていました。
ガスリー選手の速さが光りましたね。
予選6番手、レース6位。
本橋エンジニアに話を伺いました。
「今年に入ってからのガスリー選手の成長の幅がとても大きくてびっくりするほどです。各サーキット、各コーナーで貪欲に研究し、トライしながら走って、タイヤについても常に使い方を研究していて、その貪欲な姿勢にチーム内もいい影響があるんですよ」というお話でした。
最近の好成績に納得いくお話です。
角田選手。
予選8番手、レース14位。
予選までは、徐々に組み立てが噛み合ってきている感じ。
レースでは、やっぱりいまいち何かと噛み合わなくてリザルトが出ませんね。
このコースについて聞いてみました。
「予選で、ブラインドコーナー先でゆっくり走るクルマを見た時は、ちょっとびっくりしましたけど、このコースは走っていて面白いですし、各コーナーを攻め切れた感じもするし、怖さも感じません。好きなコースですね」って感じでした。
その答えに頼もしさを感じました。
FP2、2コーナーで撮っていたら背後でドカン！ と大きな音。
22コーナーでルクレール選手がクラッシュ。
ほとんどエスケープゾーンが無いこのコースですから、一旦コントロールを失えば、高速コーナーばかりですし、マシンは大破することになりますよね。
安全面では確かに問題はありますし、ここでの開催が批判的な意見もわかります。
ドライバーからは攻めがいがあって楽しいという意見もありますし、それを画像でみてわかりやすい迫力も伝わります。
このようなコースがあっても良いのではと、僕個人的には思います。
昼間に俯瞰してみるとこんな感じです。
コンクリートウオールと金網だらけ、写真はとっても撮りづらい環境でした。
