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F1 ニュース

投稿日: 2021.12.13 00:33
更新日: 2021.12.13 07:21

最終周、まさに奇跡の決着。レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが逆転で初の王者に。角田は自己最高4位【決勝レポート/F1第22戦】

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F1 | 最終周、まさに奇跡の決着。レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが逆転で初の王者に。角田は自己最高4位【決勝レポート/F1第22戦】

 12月12日現地時間17時、2021年の最終戦アブダビGPの決勝が行われた。太陽が西に傾き、気温は24度、路面温度は28度という予選とほぼ同じコンディション。

 ニキータ・マゼピン(ハース)は新型コロナウイルスの検査で陽性となり、症状はないものの決勝には出場できなくなり19台のマシンで争われることとなった。

 上位ではメルセデスAMG勢と角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)だけがミディアムタイヤでそれ以外の7台はQ2で使用したソフトタイヤでのスタート。11番グリッド以下では11番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)と12番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がリバースストラテジー狙いのハード、最後尾のミック・シューマッハー(ハース)がソフト、それ以外の6台が定石のミディアムタイヤを履いてスタートに臨んだ。

 スタートでポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は動き出しと加速が鈍く、2番グリッドのルイス・ハミルトン(メルセデス)はミディアムタイヤにもかかわらずターン1までにインから前に立った。3番グリッドのランド・ノリス(マクラーレン)はターン1でワイドになり、インに入ったセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が3番手に上がる。

2021年F1第22戦アブダビGP スタートシーン
2021年F1第22戦アブダビGP スタートシーン
2021年F1第22戦アブダビGP スタートシーン
2021年F1第22戦アブダビGP スタートシーン

 フェルスタッペンはバックストレートエンドのターン6でインに飛び込むが1台分のスペースを残せずハミルトンを押し出すかたちとなり、接触しかけてランオフエリアに逃げたハミルトンはターン7をカットするかたちでフェルスタッペンとのギャップをコントロールしながら首位のまま戻り、押し出されたハミルトンはここで得たアドバンテージを戻したためスチュワードは審議の必要なしと判断した。

 これで順位は首位ハミルトン、2番手フェルスタッペン、3番手ペレス、4番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)が上がり、ノリスは5番手、6番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、角田は7番手に浮上、8番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、9番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、10位ダニエル・リカルド(マクラーレン)となった。

 ハミルトンはファステストラップを記録しながら徐々にフェルスタッペンを引き離し、2秒弱のギャップをコントロールする。これでソフトタイヤのフェルスタッペンはかなり劣勢に立たされることとなった。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第22戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)


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