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F1 ニュース

投稿日: 2021.12.17 17:29
更新日: 2021.12.17 17:30

長いキャリアを“有利”と捉えるアロンソ。F1の18インチタイヤ導入にはWECでの経験が活きると明かす

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F1 | 長いキャリアを“有利”と捉えるアロンソ。F1の18インチタイヤ導入にはWECでの経験が活きると明かす

 アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、来年キミ・ライコネンの後を継いでF1の最年長ドライバーになるが、40歳にして若さを感じており、“来週”に2022年シーズンをスタートする準備ができているという。

 2度の世界チャンピオンであるアロンソは、2年間F1を離れた後、今年グリッドに復帰した。スピードを上げるためのウォームアップ期間を必要とはしたが、シーズン後半にはパフォーマンスを向上させた。

 カタールGPでは2014年以来となる表彰台フィニッシュを獲得し、アブダビGPでは8位に入賞してシーズンを締めくくったアロンソ。F1のドライバーズ選手権では、チームメイトのエステバン・オコンを総合的に上回った。

「僕は頑健だし準備ができている。来週バーレーンでシーズンを始められるよ!」と活気に満ちたアロンソは、先週末の波乱のレース後にコメントした。

「いや、来年は違う準備をするつもりだった。マシンが変わるからというだけでなく、昨年の冬は自転車事故でしっかりした準備ができなかったからだ」

 なお、アロンソは今後数週間のうちに、自転車の転倒事故の後で顎に入れられたプレートを取り除く手術を受ける予定だ。

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2021年F1第22戦アブダビGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

 32回のグランプリ優勝経験を持つアロンソは、シーズン終盤のパフォーマンスレベルに満足しているが、来年に向けてすぐに取り組みを始めるために、今年の冬は自分自身をプッシュするという。

「10カ月前よりも近いところにいる。把握するのは難しいが……来年の限界と、僕たちがどれだけのものになれるかということをね」

「充実した冬にする必要があると思う。それは確かだ。昨年よりももう少ししっかりと準備をして備える必要がある。2月の自転車事故は何の役にも立たなかった」

 F1の長老を自認しているものの、アロンソは年齢についていくつか明るい兆しがあると考えている。

「正直なところ気分がいいし、有利だと感じているんだ。サーキットに行くと、僕はそのサーキットのことが分かっている」

「今でも、みんなこの18インチタイヤをテストしているところだが、僕は(トヨタから参戦した)WEC世界耐久選手権での経験から、こうしたタイヤのことをとてもよく知っている」

「タイヤの挙動はまさに同じで、同じようにドライブしなければならない。そうしたことに直面しているが、他のドライバーたちにとっては初めてのことでも、僕にとっては2回目か3回目のことだからね。いいことだよ」

「僕にはアドバンテージしか見えない。体力的には、現在のマシンはそれほど厳しいものではないと思う」

「2004年や2005年は年齢が制限になったかもしれないが、でも今日僕は148周を走ったし、その2時間後にはドバイで(24時間カートイベントの)フリー走行がある」

「これらのマシンなら300周走ることもできる。体力の問題はないんだ」

 フェルナンド・アロンソにとって、人生は40歳から始まるのだ!

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2021年F1アブダビテスト フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2021年F1第22戦アブダビGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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