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F1 ニュース

投稿日: 2022.01.15 06:22
更新日: 2022.01.17 13:35

シューマッハー、2022年型F1マシンには「うまくいけば小さなアドバンテージを与えてくれる何かがあるかも」

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F1 | シューマッハー、2022年型F1マシンには「うまくいけば小さなアドバンテージを与えてくれる何かがあるかも」

 ミック・シューマッハーは、2月に初めてハースの2022年型マシンに乗ることになる。ハースはチームでシミュレーターを所有していないため、シューマッハーはバルセロナのコースに赴いて新マシンを走行させる。

 F1でのシーズン前の準備は、チームとドライバーが長時間のシミュレーター作業を行うのが常だ。また、2022年シーズンには大幅なレギュレーション変更があることから、数カ月前から下準備が行われてきた。

 しかしながら、バンベリーにあるハースのファクトリーにはシミュレーターが備わっていない。チームの設計部門は2021年の早い時期から2022年型マシンに懸命に取り組んできているが、シューマッハーやチームメイトのニキータ・マゼピンには、シミュレーター上で新車のペースやコンセプトをテストする機会がない。

 したがってシューマッハーにとっては、バルセロナのコースでハースの2022年型マシン『VF-22』を走らせることがいっそう重要になってくる。

「新しいものだから楽しみにしている」とシューマッハーは『Auto Motor und Sport』に語った。

「今の時点では、僕たちには自分達のシミュレーターがない。でも2023年には状況は変わるはずだ。僕はバルセロナでのテストで初めてマシンをドライブすることになると思うよ」

ミック・シューマッハー(ハース)
2021年F1第22戦アブダビGP ミック・シューマッハー(ハース)

 新しいテクニカルレギュレーションは、グラウンドエフェクトの空力コンセプトを元に定められている。マシン同士が接近戦ができることを目指しているため、結果として戦いの場が混戦になるはずだ。

 F1での初年度をグリッドの最下位で過ごしたシューマッハーは、ハースが一歩前進する能力を持っていると前向きだが、ライバルと比較してチームがどれだけ進歩したのかということについては確信を持っていない。

「大きな疑問は、どれだけのものがもたらされるかということだ。でも他のチームも代わりに作業をするダミーなどいない」

「彼らは物事がどちらに向かっているか分かっている。僕たちは様子を見守っていかなければならない。うまくいけば、マシンには小さなアドバンテージを与えてくれる何かがあるかもしれない。少なくとも最初のうちはね」

 しかしシューマッハーは、誰が今シーズンの最初から戦いの先頭に立つかについては、誤った期待は抱いていないようだ。

「誰もがともに近いレベルで戦い、互いに競い合えることを願っている。もしかしたら初めはそうなるかもしれないね」

「結局は、いつものチームがまた引き離していくだろう。問題は、どれだけ引き離してくるかということだ」

ミック・シューマッハー(ハース)
2021年F1第20戦カタールGP ミック・シューマッハー(ハース)
ミック・シューマッハー(ハース)
2021年F1第13戦オランダGP ミック・シューマッハー(ハース)&ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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