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F1 ニュース

投稿日: 2022.02.24 06:07
更新日: 2022.02.24 18:03

2022年F1テストがスタート。マクラーレンが最速。フェラーリ好調、新王者フェルスタッペンは最多周回を走行

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F1 | 2022年F1テストがスタート。マクラーレンが最速。フェラーリ好調、新王者フェルスタッペンは最多周回を走行

 スペイン・バルセロナでの2022年F1プレシーズンテストが2月23日にスタート、全10チーム16人のドライバーが走行した。

 総合トップタイムを記録したのはマクラーレンのランド・ノリス(1分19秒568/C4タイヤ)だった。2番手、3番手にはフェラーリのシャルル・ルクレール(1分20秒165/C3タイヤ)とカルロス・サインツ(1分20秒416/C3タイヤ)が続いた。アルファタウリの角田裕毅は7番手(1分21秒638/C3タイヤ)、新チャンピオン、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは9番手(1分22秒246/C2タイヤ)だった。

 新世代F1マシンが一堂に会したテスト初日、ドライコンディションのもとで全チームが走行をスタートした。午前のトップタイムはルクレールが記録、午後にノリスがそのタイムを更新して総合トップに立った。10チーム中6チームが午後にドライバー交代を行い、一日のなかでふたりのドライバーを走らせた。

 ドライバーのなかで最多周回を記録したのは、午前午後通して走行したマックス・フェルスタッペン(147周)だった。レッドブルは、この日初めて『RB18』の実車を公開。いくつかの独特なアプローチが注目を集めている。

2022年F1バルセロナテスト マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1バルセロナテスト マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 チーム別最多周回を走ったのは、フェラーリ(153周)だった。フェラーリ、レッドブル、ウイリアムズ、メルセデス、アルピーヌ、アルファタウリ、アストンマーティン、マクラーレンの8チームが100周以上を走行し、ニューマシンで高い信頼性を発揮した。チャンピオンチームのメルセデスは、午前にジョージ・ラッセル(4番手/1分20秒784/C3タイヤ)、午後にルイス・ハミルトン(5番手/1分20秒929/C3タイヤ)を走らせ、合計127周でデータをしっかり収集している。
2022年F1バルセロナテスト1日目 シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2022年F1バルセロナテスト1日目 シャルル・ルクレール(フェラーリ)

2022年F1バルセロナテスト1日目 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2022年F1バルセロナテスト1日目 ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 一方で、ハースとアルファロメオはそれぞれトラブルに見舞われ、43周と32周にとどまった。

 この日、ピットレーンで『VF-22』を正式に披露したハースは、午前中には冷却液漏れに見舞われ、午後にはフロアのダメージにより、大幅に走行時間を失った。

ニキータ・マゼピン&ミック・シューマッハー(ハース)
ニキータ・マゼピン&ミック・シューマッハー(ハース)

 暫定カラーのカモフラージュ柄で『C42』を走らせたアルファロメオは、リザーブドライバーのロバート・クビサが担当する午前、トラブルへの対応に長時間を費やした。アルファロメオによると、小さなパーツが破損した後、周辺のすべてのパーツを徹底的にチェックしたために時間がかかったということで、クビサは9周しか走れなかった。
2022年F1バルセロナテスト1日目 ロバート・クビサ(アルファロメオ)
2022年F1バルセロナテスト1日目 ロバート・クビサ(アルファロメオ)

 一方、マクラーレンには、ノリスがピットレーンの出口付近でストップしてしまい、ピットに押し戻すというアクシデントがあった。これはメルセデス製パワーユニットプロテクションモードに入ったためということだ。
2022年F1バルセロナテスト1日目 ランド・ノリス(マクラーレン)がピットレーンでストップ
2022年F1バルセロナテスト1日目 ランド・ノリス(マクラーレン)がピットレーンでストップ

 アルファタウリの角田裕毅は121周を周回、1分21秒638(C3タイヤ)で全体の7番手。「とても有意義な一日だった」と、角田はポジティブな感想を述べている。
2022年F1バルセロナテスト1日目 角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1バルセロナテスト1日目 角田裕毅(アルファタウリ)


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