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F1 ニュース

投稿日: 2022.02.28 11:14
更新日: 2022.02.28 11:18

F1参戦を目指すアンドレッティ、ハースに「何度も」買収を打診も承諾得られず

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F1 | F1参戦を目指すアンドレッティ、ハースに「何度も」買収を打診も承諾得られず

 F1参戦を目指しているマイケル・アンドレッティは、ハースF1チームの買収を望み、過去2年間に何度もオーナーであるジーン・ハースにアプローチしてきたと明かした。

 インディカー、IMSA、フォーミュラE、エクストリームEに参戦するアンドレッティ・オートスポートのオーナー、マイケル・アンドレッティは、昨年、アルファロメオF1チームの取得のため、同チームを運営するザウバー・モータースポーツの株式の過半数を獲得するために動いたが、最終的に契約に至らなかった。しかしアンドレッティはF1参戦を諦めておらず、2月18日には、父マリオ・アンドレッティがマイケルのF1プロジェクトが一歩進んだことを明らかにした。

 その際、マリオは、「マイケルは、2024年から新F1チームを参戦させるため、FIAに対して申請を行った」「彼が登録するアンドレッティ・グローバルには、リソースがあり、すべての要件を満たしている。彼は、FIAの決定を待っているところだ」とコメントした。

 AP通信が26日に発表したインタビューにおいて、マイケル・アンドレッティは、F1参戦プランについて発言、「我々はすべての条件を満たしていると思う」と述べた。

 F1に新たに参戦するチームは、2億ドル(約230億円)のエントリーフィーを支払うことが、コンコルド協定において定められている。アンドレッティは、自分にそれだけの資金はないものの、強力なパートナーの支持を得ているという。

 一方でアンドレッティは、一からチームを立ち上げるよりも、既存チームを買収するほうが好ましいとも述べている。彼は、長年、ハースF1チームの買収を望み、「何度も何度も」ジーン・ハースにコンタクトを取ったが、断られたと明かした。

2022年F1バルセロナテスト ハースF1のオーナー、ジーン・ハースとチーム代表ギュンター・シュタイナー
2022年F1バルセロナテスト ハースF1のオーナー、ジーン・ハースとチーム代表ギュンター・シュタイナー

「彼は売りたくないのだ。もし売りたいのなら、私に電話するように言ってくれ。そうすれば、我々にとってかなり楽になる」とアンドレッティは語った。

「彼と最後に会話をしたのは、おそらく10月か11月ごろだった。彼は、後方を走っていても気にしない、問題ないのだ、と私に言った」

2022年F1バルセロナテスト3日目 ニキータ・マゼピン(ハース)
2022年F1バルセロナテスト3日目 ニキータ・マゼピン(ハース)

 ロシア企業ウラルカリをタイトルパートナーに持つハースは、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始した後、バルセロナテストでマシンからウラルカリのロゴを外し、その後、契約自体の見直しを行うことを明らかにした。

 タイトルパートナーを失うことになれば、チームにとって経済的に大きな打撃になるはずだが、代表ギュンター・シュタイナーは、チームの将来に懸念はないとして、「チームに影響はないし、チームの運営や活動、今シーズンの計画に、何の影響もない」「資金調達の手段はたくさんある。その点で一切問題もない」と発言している。


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