ハースF1チームのオーナー、ジーン・ハースは、3月10日にスタートするバーレーンでのプレシーズンテストでは、ニキータ・マゼピンの代わりにリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディをマシンに乗せる見通しであると示唆した。ハースは、ロシアが2月24日にウクライナに対する軍事侵攻を開始したことを受け、5日、ロシア企業であるウラルカリとのタイトルパートナーシップおよび、同社の共同オーナーの息子マゼピンとのレースドライバー契約を即時解除すると発表した。
ジーン・ハースはAP通信に対し、「ウクライナ侵攻に対する激しい批判があり、それが高まりつつあった。我々も、他のスポンサーも、それに対応することはできない」とコメントした。
AP通信のインタビューのなかで、ジーン・ハースは、ウラルカリのスポンサーシップを失っても、チームの経済面の安定は維持できると強調。ハースF1チームの主要スポンサーは、彼が所有するCNC旋盤等の製造会社ハース・オートメーションであると説明した。
「これまでずっと、ハース(・オートメーション)がメジャーな主要スポンサーだった。ロシアのチームになったと言われた理由が分からない。ハース・オートメーションのロゴが常にマシンについていた」とジーン・ハース。
「我々は問題ない。もちろん、資金は多い方がいいが、大丈夫だ。予算が減ることになるだけだ」
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