マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、長い間F1チャンピオン争いに関わることができず寂しいと語った。彼が本格的にタイトル争いに絡んでからすでに4年がたっている。
アロンソは2005年、2006年にF1チャンピオンとなり、2007年、2010年、2012年にはシーズン終盤までタイトルを争った。
2013年には圧倒的だったセバスチャン・ベッテルに大差をつけられ2位に甘んじ、フェラーリが不調に陥った2014年には表彰台にわずか2回しか立つことができなかった。2015年からの2年間はマクラーレン・ホンダを中位グループから浮上させることに努めている。
「ああいう感情を5回も経験したのだから十分にラッキーだ」とアロンソは、過去のタイトル争いについて語った。
「トレーニングをして、シミュレーター作業をして、ファクトリーに行って、イベントをこなして、メディア対応をする。日曜(の決勝)で競争力を発揮し、タイトルをかけて戦うために、なんだってやる」
「この4年は(タイトル獲得の)可能性を持ってグランプリに臨むという気持ちから遠ざかっている」
「でも一方で僕はあのプレッシャーと気持ちをすでに5回味わえて、そのうちの2回は実際にタイトルを獲得できたのだから、本当にラッキーだと感じている。素晴らしい才能があるのにF1でレースをするチャンスにすら恵まれないドライバーはたくさんいるんだ」
「F1にデビューできても、表彰台に立つこともできないし、トップ3記者会見も経験できないドライバーもいる。ポールポジションからレースをスタートする感触も味わえず、グランプリで1回も勝つことができないんだ。大きな才能に恵まれていてもね」
「だからもちろん僕はとても幸運だと思っている。でも(長い間タイトル争いに加わることができないのは)寂しいね」
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