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F1 ニュース

投稿日: 2022.03.28 04:26
更新日: 2022.03.29 16:31

オーバーテイクを決めたフェルスタッペンが接戦を制して今季初優勝。PPペレスに無情のセーフティカー【決勝レポート/F1第2戦】

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F1 | オーバーテイクを決めたフェルスタッペンが接戦を制して今季初優勝。PPペレスに無情のセーフティカー【決勝レポート/F1第2戦】

 3月27日現地時間20時、2022年F1第2戦サウジアラビアGP決勝が行われた。気温は25度、路面温度は28度で、風は風速2.2mとこの3日間で最も弱い。

 予選で大クラッシュを喫したミック・シューマッハー(ハース)は、身体には問題なかったものの今後のスペアパーツ状況も考慮してチームが欠場を決定。予選12番手のダニエル・リカルド(マクラーレン)はエステバン・オコン(アルピーヌ)に対する走行妨害で3グリッド降格ペナルティを受け、14番グリッドスタートとなった。

ミック・シューマッハー(ハース)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP ドライバーズパレードに参加したミック・シューマッハー(ハース)

 予選ノータイムの角田裕毅(アルファタウリ)は19番グリッドとなったが、スターティンググリッドに向かうレコノサンスラップでパワーを失ってストップ。MGU-Kで再起動を試みたがチームからの指示で電源を落としてマシンを降り、決勝に出走することなくリタイアとなった。

 ほぼ全車がミディアムタイヤをスタートに選び、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)だけが皮むきをしたハードタイヤでスタートに臨んだ。

 スタートでポールポジションのセルジオ・ペレス(レッドブル)がホールショットを奪い、2番グリッドのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がアウト側にけん制した影響で3番グリッドのカルロス・サインツ(フェラーリ)のインへ4番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が飛び込んで3番手に浮上した。

2022年F1第2戦サウジアラビアGP スタートシーン
2022年F1第2戦サウジアラビアGP スタートシーン

 後続は大きな混乱無くスタートを決め、オーダーは首位ペレス、2番手ルクレール、3番手フェルスタッペン、4番手サインツ、5番手オコン、6番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)、7番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、8番手バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、9番手マグヌッセン、10番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ)という順になった。2周目のターン1ではランド・ノリス(マクラーレン)がガスリーのインを突いて10番手に上がった。開幕戦に続きスタートでクラッチに問題が再発した周冠宇(アルファロメオ)は、ターン1でリカルドと接触してアンチストールに入り、最後尾まで後退してしまった。

 3周目の最終コーナーでラッセルはオコンのインに飛び込んで5番手に浮上。アロンソがオコンの背後に迫るが、オコンはメインストレートで幅寄せするなど激しいバトルになる。アロンソは7周目のターン1でようやくパスして6番手へ。ガスリーも再びノリスに対してプッシュを開始し、ノリスを抜いて10番手を取り戻した。

 オコンはウィービングでブロックするアロンソに対して8周目のターン1で前に出るがオーバーシュートしてターン2をカットしながら前に出るかたちになり、セクター2でポジションを戻す。この間に後方のボッタスが背後に迫り、マグヌッセンまで加わって4台の争いとなる。ターン2をカットしてアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を抜いた周には5秒ペナルティが科された。

フェルナンド・アロンソ&エステバン・オコン(アルピーヌ)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP フェルナンド・アロンソ&エステバン・オコン(アルピーヌ)


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