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F1 ニュース

投稿日: 2022.04.04 15:27
更新日: 2022.04.04 15:31

フェラーリF1「マシン開発の準備は以前に比べはるかに整っている」風洞やプロセス、シミュレーションを改善

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F1 | フェラーリF1「マシン開発の準備は以前に比べはるかに整っている」風洞やプロセス、シミュレーションを改善

 フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、今シーズンのF1で必然的に展開される開発競争について、フェラーリは過去に比べて“はるかに準備が整っている”と述べている。

 フェラーリとレッドブルは、開幕から優勝を争い2022年シーズンをスタートした。2チームはバーレーンGPとサウジアラビアGPを支配し、それぞれシャルル・ルクレールとマックス・フェルスタッペンが勝利を飾った。

2022年F1第1戦バーレーンGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツの1-2を祝うフェラーリ
2022年F1第1戦バーレーンGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツの1-2を祝うフェラーリ

 フェラーリのパフォーマンスと成績によって、F1-75の全体的な強さが早期に証明された。しかしビノットは、この勢いを維持するためにフェラーリには強力な開発プログラムが必要になると明かしている。ここ最近のシーズンにおいて、開発プログラムはチームの強みではなかったが、ビノットはチームがこの重要な分野の弱点に対処したと述べた。

「長いシーズンでこのレベルを維持することは、我々だけでなくすべてのチームにとっての課題だ」

「ライバルたちが非常に強力な開発を行っているのは事実だ。2017年と2018年には、我々は少々劣勢だった」

「だがそれ以降、我々はマシンデザインにおいて、風洞、技術、プロセス、シミュレーションを改善してきたので、今日では開発で優れた仕事をするための準備が以前に比べはるかによく整っている」

「開発ペースに影響を及ぼす予算制限もある。これについては確実に適切なポリシーを持つことが必要だ。開発競争における形勢が根本から変わる可能性を持っているからだ」

クリスチャン・ホーナー(レッドブル)&マッティア・ビノット(フェラーリ)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP クリスチャン・ホーナー代表(レッドブル)&マッティア・ビノット代表(フェラーリ)

 昨年マラネロでは、フェラーリのエンジニアたちが新世代のマシンの設計開発に精力的に取り組み、エンジン部門もそれに続いた。

「昨年我々は不利な状況にあり、追いつくように努めたが、今では順調だ」とビノットは語った。

「最初の2戦では、これまでのところ違いはごくわずかであるように見え、差が縮まろうとしている。昨年我々はエンジン面で不利だったが、もはやそうではない」

 ライバルのレッドブルやメルセデスとは対照的に、フェラーリはシーズン開幕以来、2022年型マシンのアップデートはほとんど行っていない。そしてこの傾向はメルボルンでも続くようだ。ビノットはその理由を次のように説明した。

「いつ準備ができるかということだけではなく、予算制限の問題だ。序盤のレースで予算をすべて使わないようにしなければならない」

「メルボルンでの次のレースでも大幅なアップデートは予定していないが、何か持ち込めるようになったら、そうするだろう」

カルロス・サインツ(フェラーリ)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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