3年ぶりの開催となったメルボルンのF1オーストラリアGPでは、フェラーリのシャルル・ルクレールが今季2勝目を挙げた。PP、FL、そしてレース中一度もトップの座を譲らない完全勝利で、キャリア初となるグランドスラムを達成。このままルクレールの独走となるのか? ドライバーや関係者のSNSからアルバートパークの週末を振り返る。
─────────────────────────────────
チームメイトのカルロス・サインツとライバルのマックス・フェルスタッペンが勝手に自滅していくなか、2位以下に大差をつけての圧倒的な完勝。今年のフェラーリ+ルクレールの強さは本物だ!
It’s a win ❤️
Soooo happy! Perfect weekend.
Forza Ferrari @ScuderiaFerrari pic.twitter.com/Hzhab92JwQ— Charles Leclerc (@Charles_Leclerc) April 10, 2022
ポールtoウインとファステストラップ獲得、スタートから一度もトップを譲らず、完全優勝のグランドスラムを達成したルクレール。F1の象徴ともいえるフェラーリのエース、そして、もうひとつのF1の象徴ともいえるモナコ公国出身の若きスターは、このまま初タイトル獲得に向け一気に突き進んでいくのか?
赤旗のタイミングにより予選タイムアタックが妨げられたことが、今回のオーストラリアGPでのサインツの不運のはじまり。中団からのスタートではアンチストールが働き大幅に出遅れ、まだタイヤが十分なワーキングレンジに入る前に無茶なプッシュをして自滅。情熱のラテンの血が悪い方に作用してしまった。
昨年のベルギーGP以来となるキャリア2度目、メルセデスF1では初表彰台獲得となったジョージ・ラッセル。ようやくメルセデスのレギュラーの座をつかんだ途端にチームは優勝争いから一歩後退する厳しいシーズンとなってしまったが、シーズンの早い段階での表彰台登壇は今後の自信となったはず。
予選失格で最後尾スタートとなったウイリアムズF1アレクサンダー・アルボンは、極端な作戦を選択。全58周のレースで57周までピットインせずハードタイヤで走り切り、7位に浮上。ファイナルラップにソフトタイヤに交換し、貴重な10位1ポイントをチームに持ち帰った。