ルノーの新たなドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグは、2017年のF1レギュレーション変更によってドライバーたちがレースでプッシュできるようになるのか疑問視している。
近年では、2010年のレース中の給油禁止、2011年のピレリタイヤへのサプライヤー変更など、レギュレーションの変更が行われてきた。ドライバーたちは、レース中に燃料を節約しタイヤ寿命も延ばす必要があるため長時間プッシュできなくなったと、たびたび苦情を出してきた。
ピレリが導入するより新たなワイドタイヤの仕様を含め、今回の技術改訂はそうした点を2017年に改善することを目的としている。しかし、ヒュルケンベルグはそれがうまく機能するのかまだ確信を持てていない。
F1の今年の方針を楽観的に捉えるかと聞かれたヒュルケンベルグは、以下のように語った。
「マシンとタイヤがどの程度走れるか、現時点では何とも言えない」
「まだ自分でそのタイヤの感触を確かめ、走っていないので、評価を下すには少し早い。実際にテスト走行して、数レース走ってみないと分からないんだ」
「あまりタイヤマネジメントしなくても、もっとプッシュできれば良いけど。まだそうなるかどうかは分からないよ」
ヒュルケンベルグは、ドライバーたちがレースの最中ペースコントロールをしなくてはいけないことに「時々に制約を感じている」とし、こう付け加えた。「いつ勝負を仕掛けるのか、自身で判断しなくてはいけないんだ」
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