新年恒例の覆面座談会という形でお届けしている毎年恒例の企画。パート3となる今回も、ちょっと毒舌なジャーナリストと、個性的なフォトグラファーがきわどいトークを展開。そのため、彼らの身元を明かすことは難しい。以下に最小限のプロフィールを紹介するのでこれで勘弁してほしい。
A氏:美食と美女には一家言ありの情報通ジェットセッター
B氏:見た目はラテン系、足とタフさで独自のネタを稼ぐ、プレスセンターの主
C氏:今回初参戦、見た目も心も超体育会系なアート系フォトグラファー
パート3のテーマは、マクラーレン・ホンダ。F1復帰2年目を終えたホンダの進化と、マクラーレンのお家騒動について辛口に斬っていく。
──マクラーレン・ホンダはF1復帰2年目でようやく結果が出始めたが、ホンダの総責任者が長谷川祐介に代わった影響が大きかった?
A氏「それは間違いない。マクラーレンとの関係性も良くなったしね。とはいえ、16年にそれなりの成績を残せることは、事前にある程度予想がついていた。おそらく、長谷川さんの前任の彼が残っていたとしてもそれなりの成績は挙げられていたはずだよ。マクラーレンとの関係は悪いままだっただろうがね。彼らの本当の問題はシャシーだ。16年の開発も相変わらず停滞していた」
C氏「マクラーレンのマシンに対しては、コースサイドで1年間撮影してきて良い意味で印象的なシーンがは無かった。タイヤの温まりが悪くドライバーが苦労しているのは良く分かったが。そういえば、ベルギーではエンジン音が変わっていたな。長谷川さんは『エクゾーストを新しくした』と言っていて、なかなか良いサウンドをしていた」
A氏「そういう質問にもすぐに答える長谷川さんは、我々にウソをつかないし、成績の悪いときでもその理由を説明している。前責任者と比べ、仕事はしやすい相手だね」
C氏「前任の彼も、シーズン後半には話せる相手にはなってきたがね(笑)」