元F1ドライバーでトロロッソのチーム代表を務めた経験を持つゲルハルト・ベルガーが、メルセデスはニコ・ロズベルグの後任ドライバーとして、バルテリ・ボッタスではなく、ジュニアドライバーのパスカル・ウェーレインを選ぶべきだと考えている。
メルセデスは先月衝撃的な形で引退した世界チャンピオン、ロズベルグに代わるドライバーをいまだに発表していないが、プランは固まりつつあり、ウイリアムズのドライバーであるボッタスを、2017年のルイス・ハミルトンのチームメイトとして引き抜くものとみられている。
当初は最も妥当な候補者は、メルセデスのジュニアドライバーであり、2017年のシートも確定していなかったウェーレインであると考えられていたが、メルセデスはより経験があるボッタスを選んだようだ。
ウェーレインは2014年の9月からメルセデスF1のリザーブドライバーを務め、昨年マノーからF1デビューを果たし、初ポイントを獲得するなど、印象的なシーズンを送った。
トロロッソのチーム代表から退いた後もレッドブルとのつながりを保っているベルガーは、メルセデスはロズベルグの後任として同じドイツ出身のウェーレインを昇格させるべきであると考えている。
「私なら、自分の若手ドライバープログラムの意義を強調する意味でもウェーレインを採用しただろう」とベルガーはAuto Motor und Sportに対して語った。
「ウェーレインはこのプログラムで常に圧倒的な印象を残していた」
「トップクラスのマシンに乗せてみなければ、彼が実際、どのぐらい優れているのかは分からない」
ウェーレインは2017年はザウバーからF1に参戦するものとみられている。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています