アイルトン・セナはやはり特別だ。亡くなってから30年近く経とうというのに、いまだに彼に関する商品は売られているし、新作が作られるほどなのだから。
彼の記録を上回るドライバーが何人出てこようと、結局日本のアラカン、アラフィフ、アラフォー世代のF1好きにとって、ファンもアンチも『セナ』は特別なのだ。
だって、「セナ様〜」ってCMが作られたくらいなのだから(『セナ様 CM』と検索するとヒットします。知らない人にこそぜひ見て欲しい、どれだけあの時代の日本はF1、いやセナにのめり込んでいたか……)。
さて、セナを連想できるアイテムの筆頭として思い浮かぶのは、ブルーの『NACIONAL(ナシオナル)』銀行のキャップと、キャリアの終盤に登場した『ダブルS』のロゴマークだろう。
F1中継でスタンドの風景が抜かれると、令和の世になった今でもブルーのキャップはたまに目にするし、パーソナルマークを愛用するF1ドライバーが増えたきっかけは、間違いなくセナのこの赤いマークにあった(その代表格はミハエル・シューマッハーの『MS』マーク)。
結局、セナは自分自信をプロモーションするのが上手だったのだと思う。簡単に見えても考えられたデザインやロゴの配置──自分自身を連想されるアイテムを身につけることで、多くの人に『アイルトン・セナ』を認知させた。さすが!
セナが身につけていたもので、もうひとつ圧倒的に彼をイメージさせるものがあった。イエローの下地にグリーンとブルーのラインが入ったあのヘルメットだ。水戸黄門の印籠のように誰が見てもひれ伏すほど圧倒的な存在感と威厳を示す、まさにセナのシンボル。このデザインをあしらったキャップは、セナ亡き後に登場してきたどのアイテムのなかでも秀逸だと思う(もっと早くに登場していても良かったと思うが……)。
サーキットでも街中でもこのキャップを見かけたら、アラフォー世代以上は思わず「セナ様」と言ってしまうはず(笑)。
ヘルメットカラーのイエロー、グリーン、ブルー、この3色を組み合わせるだけでセナを連想させる──これは本当にうまく考えたものだなと、つくづく思ってしまう。3色の配分を変えるだけで見た目の印象は変わるが、そのなかにしっかりとセナを連想させる要素があるわけだ。だからこの3色を使った彼のアイテムは普段使いできるデザインが実は多かったりする。『セナは大好きだけど、自分のイメージに黄色はちょっと……』と思う人には、ブルー基調のアイテムがオススメ。
autosport web shopでは、そんなセナをイメージしたキャップやTシャツ、バックパックなど、タウンユースに使えるアイテムも数多く揃えているので、自分のイメージにあった“セナ”のアイテムを探してみては!