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F1 ニュース

投稿日: 2022.08.07 06:35
更新日: 2022.08.06 18:36

【全ドライバー独自採点/F1第13戦】3番目のマシンで2位を勝ち取ったハミルトン。フェルスタッペンが驚きの勝利

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F1 | 【全ドライバー独自採点/F1第13戦】3番目のマシンで2位を勝ち取ったハミルトン。フェルスタッペンが驚きの勝利

 長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。今回はハンガリーGPでの戦いぶりを振り返る。

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2022年F1第13戦ハンガリーGP 表彰式
2022年F1第13戦ハンガリーGP表彰式 左から2位ルイス・ハミルトン(メルセデス)、優勝マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、エイドリアン・ニューウェイ、3位ジョージ・ラッセル(メルセデス)

■評価 10/10:『ドライバー・オブ・ザ・ウイークエンド』はハミルトン

ルイス・ハミルトン(メルセデス):予選7番手/決勝2位

 私のなかでの『ドライバー・オブ・ザ・ウイークエンド』は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。7度のF1チャンピオンは、予選Q3でDRSトラブルがなければ、ポールポジションを獲得していたかもしれない。トラブルで予選7番手に終わったものの、決勝では驚くべき走りを見せ、3番目の速さしかないマシンで、タイヤを長持ちさせつつ、速さも発揮した。ソフトタイヤでの最終スティントはレジェンドというべき出来で、最後までファステストラップを維持し、実力で2位を勝ち取った。

2022年F1第13戦ハンガリーGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位を獲得
2022年F1第13戦ハンガリーGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位を獲得

■評価 9/10:フェルスタッペンが追い越しの難しいコースで10番手から驚きの優勝

マックス・フェルスタッペン(レッドブル):予選10番手/決勝1位
シャルル・ルクレール(フェラーリ):予選3番手/決勝6位
ジョージ・ラッセル(メルセデス):予選1番手/決勝3位

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ハンガロリンクでも中位グリッドからスタートして優勝することが可能だということを証明した。最初のふたつのスティントで勝利への足掛かりを築き、彼を含め、誰も予想しなかった結果を出した。予選ではパワーユニットトラブルによりポールポジション争いのチャンスを奪われたが、Q3最初のランでミスを犯していなければ、そこまで悪いグリッドにはならなかっただろう。決勝のターン13で珍しくスピンをする場面もあった。

 シャルル・ルクレール(フェラーリ)は予選でのペースが良くなかったために満点はつけなかったが、決勝日の走りは完璧だった。チームの戦略ミスがなければ優勝できていただろう。セカンドスティントでのジョージ・ラッセルからリードを奪った際の動きは見事だった。ライバルよりもブレーキングをかなり遅らせたうえに、しっかりエイペックスをとらえていた。ルクレールは勝利に値する走りをしたのに、またしてもチームから足元をすくわれてしまった。

 ジョージ・ラッセル(メルセデス)がF1キャリア初のポールポジションを獲得したのには、誰もが驚いたはずだ。レース前半ではリードを維持し、優勝も可能に見えたが、ミディアムタイヤの最初のセットが予想ほどうまく機能せず、ペースを維持しながらタイヤを持たせることができなかった。結局彼は7番グリッドスタートのハミルトンの後ろに下がってしまった。

2022年F1第13戦ハンガリーGP 優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイ
2022年F1第13戦ハンガリーGP 優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイ


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