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F1 ニュース

投稿日: 2017.01.26 18:33
更新日: 2017.01.26 18:35

F1 Topic:奇跡を信じてマノーに残る飯田メカニック、運命のXデーは1月27日か

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F1 | F1 Topic:奇跡を信じてマノーに残る飯田メカニック、運命のXデーは1月27日か

 刻一刻とマノーにタイムリミットが近づいている。

 1月6日に破産宣告をしたマノー。その後、管財人の管理下に置かれ、1月分の給料が支払われたため、現在もマノーはファクトリーがあるバンブリーでチームは存在している。2016年のウインターテストからマノーのレースチームのメカニックを務めてきた飯田一寿は、いまもマノーのファクトリーで奇跡を信じて仕事を続けているメンバーのひとりだ。 

「今シーズンもレースができることを信じて、ファクトリーでその準備をしています。もし、マノーが存続できれば、最初の数戦は昨年(2016年)のマシンをモディファイした暫定車でレースを戦い、ヨーロッパラウンドあたりから新車を投入する予定だと聞いています」

 しかし、沈みゆくチームを見捨てるスタッフが後を絶たず、昨年のマシンをモディファイするのですら、手が足りない状況だという。

「すでに多くのチームメンバーが離脱して、メカニックは私を含めて5人しか残っていません。これでは、昨年のマシンをモディファイするのもままならないため、自分の知り合いで短期間だけでもチームに来て手伝えそうな知人友人をピックアップし、そのリストをチームのマネージャーやチーフメカニックに渡して、好機が訪れたときに備えています。ただ、状況が流動的なので、一週間とか一カ月とか、短期間でしかお願いできませんが……」

 飯田によれば、「今週の金曜日に管財人から、残っているチームスタッフへ今後の方針が発表される予定になっています」という。

 破産宣告をした会社に管財人が入った場合、会社の資産はすべて管財人によって管理され、会社の債務が整理される。さらに管財人が会社に存続するだけの価値があると判断した場合、管財人によって管理されている資産の範囲内で、社員に給料が支払われ、存続に向けた交渉が行われ、新たな投資家が見つかれば、会社は存続する。


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