ザウバーF1チームの2017年仕様のマシン、C36の発表日が明らかになった。チームは今年初の合同テストに先駆けて“撮影日”を設定し、新車の初走行を行うことを決めた。
昨年ザウバーは、F1カレンダーがシーズン後半になって変更され、プレシーズンテスト開始が大幅に早められたことで、2016年型車のデビューを遅らせ、1回目のテストでは2015年型のマシンを使用、2回目のテストで2016年型車を投入した。
経済的に厳しい状況にあったザウバーだが、昨年7月には新たな投資家との契約がまとまり、将来が保証されることになった。また、2017年にも引き続きフェラーリの2016年型パワーユニットを使用することを早期に決定したことで、新車の開発も進んだ。2017年型マシンはすでにすべてのクラッシュテストに合格しており、今年はテスト初日から新車を走らせることが可能な状況だ。
ザウバーは、スペイン バルセロナでの公式プレシーズンテストが始まる5日前の2月22日に、同地でプロモーション目的の撮影を行い、ここで新車の初走行を行うことを決めた。
レギュレーションにおいて、F1チームは1シーズンに2回のプロモーションイベントを実施し、マーケティングまたはプロモーション目的として現行マシンを走らせることが許されている。テスト走行の距離は100kmを超えることはできず、ピレリから提供されるプロモーション用のタイヤを使用しなければならない。
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