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投稿日: 2022.10.10 15:15
更新日: 2022.10.10 23:30

【ブログ】フェルスタッペンのタイトル獲得にホンダの現場スタッフも歓喜/F1日本GP現地情報(2)

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Blog | 【ブログ】フェルスタッペンのタイトル獲得にホンダの現場スタッフも歓喜/F1日本GP現地情報(2)

 3年ぶりに開催された2022年のF1日本GP。金曜日から話題盛りだくさんのグランプリウイークとなり、決勝日となる日曜日は9万4000人が来場し、2012年以来の“20万人超え”を達成。多くの観客が見つめるなかマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2年連続のドライバーズチャンピオンを獲得しました。そんな日本GP現地の様子を柴田久仁夫氏がお届けします。

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土曜日の晩、ちょっとドキッとすることがありました。金曜日に続いて、コースを走りに行ったんですよ。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

予選も終わり、日がすっかり暮れても、グランドスタンドにはほぼ満員のお客さんが。ドライバーたちが入れ替わり立ち替わり来て、トークショーをやっていたのでした。

僕が走り出そうとしたときには、ちょうどピエール・ガスリー&角田裕毅のアルファタウリコンビが、歓声に送られて帰っていくところでした。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

それから1周してメインストレートに戻ってくると、【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

お客さんたちの持っているペンライトが真っ赤になっていました。フェラーリのシャルル・ルクレール、カルロス・サインツの登場です。

当初の予定では、トークショーを終えたらそのまま帰ることになっていたそうです。ところがフェラーリのふたりはサービス精神を発揮して、即席のサイン会を始めたのでした。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

ファンは大喜び。そこまでは良かったのですが、ルクレールが最前列のコンクリートの段に上がって移動しようとしたときに、足を踏み外してしまいました。まさに僕の目の前でした。

足を引きずりながら、顔をしかめている。「大丈夫?」と聞いたら、「かなり痛い……」と。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

大丈夫か心配でしたが、翌朝フェラーリの広報に確認したら、「なんともなかった」とのことでした。本当かなと思いましたが、決勝レース終盤のセルジオ・ペレス(レッドブル)とのバトルを見る限り、大丈夫だったのでしょう。いや~、ドキッとしました。

そして決勝当日。ゲートの入り口では、僕らの前にいたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表に、ファンの人たちが盛んに手を振っていました。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

駐車場にレンタカーを停めていると、爆音とともにプライベートヘリが着陸。「お、ドライバーかな」とカメラを構えていると、小学生の子供を連れたご家族でした。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

一緒に見ていた同僚が、「小さいときからヘリで旅行していたら、ちゃんとした大人になれないよ」と、まったく根拠のない僻み発言をしていました(苦笑)。

パドックに入ると、いきなり懐かしい顔に遭遇です。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

山本左近くんじゃないですか。いや、山本先生とお呼びするべきか。F1ドライバー時代には決して見せなかったこの笑顔。選挙運動で鍛えられたんだね~。

そこに角田パパも合流。なんだか不思議な3ショットでした。正面で笑っているのは、アルファタウリのオフィシャルパートナーでもあるBuzzグループ代表の長谷川大祐氏です。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

ちなみに岸田文雄首相の日本GP訪問には、左近くんも「半年くらい前から実現に尽力してきたうちのひとり」なんだそうな。

議員1年生は、なかなか政務官にはなれないそうです。F1ルーキーが、いきなりレースで入賞するようなもの?【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

モータースポーツ発展に尽力して下さいよ、山本先生!

そして決勝日は天気予報どおり、正午過ぎから雨になりました。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

角田選手、ちょっと厳しい表情でしたね。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

鈴鹿ラストレースのベッテルは、アライヘルメットへの感謝を込めた、ヘルメット外箱カラーリングの特別へルメットを大切そうに抱えていました。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

レースでは自分の判断で真っ先にインターミディエイトに履き替え、堂々の6位入賞。お見事でした。まだまだ、十分やれるのにな……。

グリッドには岸田文雄首相の姿も。現職の内閣総理大臣がF1日本GPに来るのは史上初。ここからいろいろ動くといいですね。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

ネットニュースでは、『マスクなしで訪問』などと書かれていましたが、僕の横を通り過ぎるときはマスク姿でした。

レースはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の圧勝。そしてペレスの素晴らしいアシストで、2年連続のタイトルも確定したのでした。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

暗くてかなりブレていますが、喜び合う吉野誠チーフメカニックとHRC四輪モータースポーツ部門の親分(四輪レース開発部部長)である浅木泰昭さん。吉野さんはF1ベルギーGPの表彰台に立って、号泣していた姿を覚えてる人も多いのでは?

そしてホンダの現場スタッフ全員で歓喜の雄叫び。【ブログ】2022年F1第18戦日本GP現地情報(2)

これだけの人数でレースの週末、レッドブルとアルファタウリ両チームのパワーユニットをしっかりと回しているわけです。まさに少数精鋭のつわものたち。

「今回のタイトル獲得はもちろんうれしい。でも僕らとしてはコンストラクターズタイトルこそ獲りたいです」と言っている姿が印象的でした。


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