2022年F1第20戦メキシコGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
F1メキシコGPでドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのは、マクラーレンのダニエル・リカルドとなった。11番グリッドから決勝レースをスタートしたリカルドは周冠宇(アルファロメオ)とポジションを争い12番手を走行する。
その後44周目にピットに向かうと、残り周回数も考慮しソフトタイヤで後半スティントを進め、11番手を走行する角田裕毅(アルファタウリ)に迫る。ペースの良いリカルドは角田とバトルを繰り広げるも、50周目のターン6で接触。角田はマシンにダメージを負いリタイアとなったが、リカルドはその後も好ペースで走行を続け、10秒ペナルティを科されながらも7位でのフィニッシュを果たした。
レース中に最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』は、レース終盤にフリーピットストップでソフトタイヤに交換したジョージ・ラッセル(メルセデス)がアメリカGPに引き続き2戦連続で獲得した。ラッセルは最終ラップに1分20秒153というファステストラップを記録、2位にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が1分21秒775で続き、3位は1分22秒022でリカルドという結果になっている。
ピットストップタイムを争うDHLファステスト・ピットストップ・アワードを獲得したのは、今シーズン初めて2秒を切り、このメキシコGPで1.98秒という今季最速ピットストップタイムを記録したリカルドのマクラーレンとなった。2位にもチームメイトであるランド・ノリスのマクラーレンのが2.29秒で続きマクラーレンがピットストップ・アワード1-2を決めた。3位は2.34秒でシャルル・ルクレールのフェラーリとなっている。