更新日: 2022.11.19 14:37
マクラーレンのオワードがFP1デビュー。トラブルで走行プラン短縮も「大部分のペースには満足」/F1第22戦金曜
2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目に出走したマクラーレンF1チームのパト・オワードは、走行を振り返り、問題が起きたものの速いペースで走行することができ、自身のペースには満足していると語った。
メキシコ出身で現在23歳のオワードは、アロウ・マクラーレンSPからNTTインディカー・シリーズに参戦するドライバーだ。9月にはバルセロナでマクラーレンの2021年型マシン『MCL35M』をテストし、10月にはレッドブルリンクでも走行を行った。
今年のF1では、各チームは若手ドライバーをシーズン中に最低でも2回FP1で起用しなければならないと定められている。その一環でマクラーレンはアメリカGPでアレックス・パロウを、そしてこの週末にオワードを起用した。
オワードはノリスのマシンをドライブし、22周を走行。セッション序盤にはテクニカルトラブルに見舞われたものの、走行を再開し、ベストタイムは1分28秒350で18番手でFP1を終えた。
■パト・オワード(マクラーレンF1チーム)
フリー走行1=18番手(1分28秒350/22周)
本当に楽しかった。チームは好調で、トラブルが起きても数分でコースに戻ることができた。走行プランは少し短くなったけれど、ミディアムタイヤとソフトタイヤを試すことができた。マクラーレンの2022年型マシンに触れてみることがすべてで、何を好んで何を好まないのかを知ることができた。
今日は予想もしていなかったカーブボールが飛んできて圧倒されたが、うまくやれたと思う。僕たちが学んだことを活かすことがすべてだ。学ぶことはやめられないし、常に改善していくことができる。それが最も重要なことだ。
残念ながら、僕のラップは一番クリーンなものではなかった。でも、いくつかのコーナーで「しまった」と思ったことを除けば、たいていのペースにはとても満足している。
序盤にいくつか問題が起きたが、速いペースで走れたセッションだった。ひとつひとつのランについて話す時間は多くなかったけれど、F1マシンをドライブするのは本当に楽しかった。コースに出て、長年追いかけてきた人たちの名前を聞くのは素晴らしいことだ。彼らと一緒に走ることができて本当によかった。
マクラーレンF1と働いているとホームのように感じられるし、そのおかげでプロセスがずっと楽になる。F1への準備をするためにやってきたことのなかで大いに重視していたのが首のトレーニングだ。今日は準備が整っていて、そのことにとても満足している。 首のトレーニングに多くの時間を費やしてきた成果を見ることができるのは素晴らしいことだ。
また新しいマシンについて学ぶことで、自分の記憶の引き出しを増やすことができたのもよかった。馬力が増し、空力が強化されたまったく違うマシンだが、それと同時にレースカーでもある。たくさんの時間とリソースがつぎ込まれているので、このようなマシンをドライブする機会が与えられたことを非常に嬉しく思っている。