4度のワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルが最後のレースを10位でフィニッシュ。長かった2022年のF1シーズンもついに幕を閉じた。去る者、来季久しぶりに戻って来る者、新天地での未来が待っている者……それぞれの思いを胸にもうすでに新たな戦いは動き出している。最終戦アブダビGP、ヤスマリーナの週末をドライバー、関係者のSNSで振り返る。
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ルイス・ハミルトンの呼び掛けで実現したベッテルの送別食事会。開幕戦や最終戦の記念撮影以外でF1ドライバー全員が1ショットに収まるのはいつ以来のことだろうか。コース上では激しく火花を散らす彼らも、世界中でわずか20人しかいない尊い仲間。かけがえのない時間を共有した。
レッドブルF1が世に送り出した新旧ワールドチャンピオンと嬉しそうに3ショットに収まるクリスチャン・ホーナー代表。
4度と2度のワールドチャンピオンがヘルメットをスワップ。マックス・フェルスタッペンは少年時代にF1で優勝しまくるベッテルの姿を見て育った。
On track I have always enjoyed competing with Seb. But besides being a fantastic driver, I have gotten to know Seb as a very caring person and a really great guy.
Seb, you will be missed. On track, but even more for the wonderful person that you are.
Danke Seb pic.twitter.com/l4H4kZMWtp
— Max Verstappen (@Max33Verstappen) November 20, 2022
F1に昇格する以前からレースキャリアの大半を共にしてきた2人。セブの引退はハミルトンにとっても感慨深いものがあるだろう。
激しい競争のF1の世界では、自分の意思で引退のタイミングを決められるのはほんの一握りの成功者だけ。すべてのドライバーに見送られながら華々しいキャリアの幕引きを迎えられたのは、いかにもベッテルらしい。