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F1 ニュース

投稿日: 2022.12.30 06:26
更新日: 2022.12.30 06:36

【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】2位ルイス・ハミルトン/ワーストシーズンに見せた献身と真価

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F1 | 【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】2位ルイス・ハミルトン/ワーストシーズンに見せた献身と真価

 2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ったベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。

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■2位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)

2022年F1第21戦ブラジルGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位を獲得
2022年F1第21戦ブラジルGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位を獲得

 2022年シーズンにハミルトンは、16年のF1キャリアのなかで初めて、ポールポジションも勝利も獲得できず、ドライバーズ選手権でトップ5以内に入ることもできなかった。

 カナダGPまでは、予選でもランキングにおいても、チームメイトのジョージ・ラッセルから大きな遅れを取っていた。しかし後に明らかになったのは、メルセデスが2022年型マシンW13の問題を解決しようと苦闘するなかで、ハミルトンは過激なソリューションを試す役割を担い、ラッセルは比較的走りやすいセットアップでレースを戦っていたということだった。W13のポテンシャルを信じるチームは、ハミルトン車で極端な実験を行っていたわけだが、結局は期待していたようなパフォーマンスを引き出すことはできなかった。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2022年F1第14戦ベルギーGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 チームが極端な実験を諦めた後、ふたりのドライバーが比較的近いセットアップで走るようになると、ハミルトンは本来の力を発揮し始めた。後半10戦の予選結果を見ると、7対3でラッセルに勝っている。第12戦以降には2位を5回獲得という、W13の実力をはるかに超えた結果を記録し、なぜ彼が7回世界タイトルを獲得し、100回を超える優勝をつかむという偉業を成し遂げてきたのかを、人々に思い出させた。

 ハンガリーでは予選でDRSの問題が発生するという極めて不運な出来事によりポールポジションのチャンスを逃がし、ブラジルでは週末を通してラッセルより速さがあったものの、予選Q3の出走タイミングが悪く、決勝ではマックス・フェルスタッペンとの接触があり、優勝争いをすることができなかった。こうしてハミルトンはF1ドライバーになって以来、最も低調なシーズンを送ることになったわけだが、それでも彼は最終戦まで全力を尽くした。

2022年F1第22戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2022年F1第22戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

2022年F1第10戦イギリスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2022年F1第10戦イギリスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

2022年F1第12戦フランスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位でフィニッシュ
2022年F1第12戦フランスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位でフィニッシュ


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