ルノーF1のエンジンパワーは、フェラーリと「同等か、ほぼ同等」であると、チームのチーフテクニカルオフィサーを務めるボブ・ベルが話している。
パフォーマンスと信頼性の低さに悩まされていた2015年、ルノーはエンジンの序列でメルセデス、フェラーリに次ぐ3位となっていた。しかし内部構造の変更によって、オフシーズン中に方向性を転換したことと、シーズン中の開発によって2016年は調子を取り戻した。
レッドブルのダニエル・リカルドによると、昨シーズンのルノー製パワーユニットは「フェラーリに匹敵していた」という。(エンジン性能の)序列に関して、ベルは以下のように語る。
「確かにメルセデスにはかなわないが、フェラーリとは同等か、ほぼ同等だ。もしかしたら少々劣るかもしれないが、大差ではない。ルノーはメルセデスとの差を縮めたのだ」
「昨年のレッドブルのパフォーマンスを見ればわかることだが、メルセデスに対抗できる機会は多かった。少なくともシャシーがとても良いというだけでなく、エンジンも大きく前進したということになる」
ベルは、シーズン開幕前のオフシーズン中にルノーが進歩を遂げることを望んでいるが、差を完全に埋められるのは2018年になるだろうと認めている。
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