マクラーレン・ホンダはテスト3日目になってようやく、ほぼトラブルフリーで1日を終えた。その日の午後、まだフェルナンド・アロンソが周回を重ねている最中に行なわれたチームの定例会見では、ホンダF1の長谷川祐介総責任者に向かって厳しい質問が矢継ぎ早に飛んだ。
多くは昨日のトラブルの原因と、今後の対処を訊くものだったが、現時点では何もわかっていないだけに、「今は対処のしようがありません。同仕様のパワーユニットを使い続けるだけです」と答えるのみだった。
また、日本と欧州の“文化の違い”も、浮き彫りになった。ここまで満足に走れていないふたりのドライバーに対し「すまなく思う」という意味で、長谷川総責任者は「I feel sorry」とコメントした。
しかし、ヨーロッパ社会でこう言った場合、「私が全面的に悪かった」というニュアンスを含む。案の定と言うべきか、海外のF1サイトではこの発言が見出しになっていた。
「ホンダは過去2年の参戦で、充分技術的な蓄積をしてきたはず。なのに3年目の今年もいきなりトラブルが頻発するのは、どうしたわけか」という質問もあった。
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