マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、2017年型のパワーユニットは「パワーもなく信頼性もない」と言い、いま唯一の懸念はパワーユニットであるとの考えを示した。
今年のプレシーズンテストではホンダのパワーユニットにトラブルが連発、第2回テスト初日にもパワーユニットが交換された。
テスト2日目を担当したアロンソは、水漏れのトラブルやプログラムの関係で46周の周回にとどまり、1分23秒041で14人中12位となった。
苦境から抜け出せずにいるマクラーレン・ホンダの現状について聞かれ、アロンソは「シャシーに関しては、他と比べてそれほどひどく劣っているとは思わない」と語った。
「問題はひとつだけ。パワーユニットだ」
「信頼性がなくパワーもない。ストレートでは(他のマシンより)30km/h遅い。ストレートでは毎回だ」
「すべてのストレートで30km/h遅い状態では、マシンの感触をつかむのは難しい」
「すべていい感じだけど、普通のスピードに達したときに何が起こるのかは分からない」
4社のパワーユニットを搭載するマシンが8日にスピードトラップで記録した数値は以下のとおりだ。
メルセデス(バルテリ・ボッタス)338.5km/h
レッドブル・ルノー(マックス・フェルスタッペン)331.2km/h
フェラーリ(キミ・ライコネン)327.2km/h
マクラーレン・ホンダ(フェルナンド・アロンソ)312.1km/h
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています