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F1 ニュース

投稿日: 2017.03.10 16:19
更新日: 2017.03.10 16:20

マクラーレン・ホンダ密着:テストは残り1日。タイムは更新も課題は山積

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F1 | マクラーレン・ホンダ密着:テストは残り1日。タイムは更新も課題は山積

 第2回F1バルセロナテスト3日目、この日マクラーレン・ホンダは、今年の合同テストで自己ベストとなる1分21秒348をマークした。それまでのベストタイムは2回目のテスト初日である3月7日にストフェル・バンドーンが記録した1分22秒537だったため、1秒以上もタイムを縮めてきたことになる。 

 その理由のひとつに、バンドーンがベストタイムを更新したときに履いていたタイヤがもっとも軟らかいウルトラソフトだったことは否定しない。この日は、バンドーン以外にも多くのドライバーが自己ベストを更新しているが、彼らもまたウルトラソフトを装着していた。

 ただ、タイヤを軟らかくしただけで、タイムが2日前から自動的に1秒も上がるわけではない。何千ものパーツで出来上がっているF1マシンは、サーキットのコンディションに合わせて適正にセッティングしないと、ドライバーは実力を出せない。そして、そのセッティングとは何も車体側だけが行っているわけではなく、パワーユニット側でも行っているのである。

「ドライバビリティに関しては、まだまだ煮詰めなければなりません。特にシフトチェンジ時の挙動に不満を語っていました。シフトアップがハーシュ(不快)だと」と長谷川ホンダF1総責任者は語っている。

 2回目のテストの2日から新スペックのパワーユニットを投入したホンダは、データのセッティングをやり直さなければならず、まだその作業が続いている。しかし、この日は電気系にトラブルが発生して、何度か走行を断念していた。


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