ルノーF1は、実際に走行する以前から新型パワーユニットの問題点を把握していたものの、先週テストをスタートして以来、想定していた以上に問題が大きいことが判明したと明かした。
第1回合同テスト中、ルノーF1ワークスチーム、レッドブル、トロロッソはそれぞれルノーのパワーユニットのトラブルに見舞われた。第2回テストでも、火曜午前中にルノーのジョリオン・パーマーが、予防的措置でパワーユニットを交換することになり、走行時間をロスした。
水曜にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが2度にわたりMGU-Kのトラブルに見舞われ、木曜日にはパーマーがERS(エネルギー回生システム)に問題が再び生じたことにより、コース上でストップした。
「2017年に向けて全く新しいパワーユニットを開発した。今週はERSの問題があって、十分な距離を走ることができていない」とルノーのエンジンテクニカルディレクターであるレミ・タファンは認めた。
「ダイナモでの開発においても似たような問題が出ていたが、実際にコースで走行すると、問題が大きくなった」
「既に対処は進めていて、メルボルンでの今シーズン開幕戦に持ち込むものでは適正レベルの信頼性が確保されると考えている。ただ、ここバルセロナでの走行に影響が出てしまった」
1 2
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています